ロボット(AI)を迎えて音楽、バンドをやる時代を考える

/ 9月 5, 2018/ 河北さん, 音楽家への道のり

河北さん
こんにちは!Doing ARTライター兼花粉症の河北です

AIの発展がすごいですね。大企業はこぞって力をいれ、各著名人は警告を促し、科学の進歩はどんどん進みます。なのでAIと共存することはほぼ間違いなく来る未来です。

なので考えました。AIと一緒に音楽を作ることを。もしかしたら近い将来バンドのメンバー募集もロボットからくるかもしれません。

「バンドは未経験だけど8ビートと16ビートは人間より正確に叩けます。もちろんヒューマナイズで若干ずらしたりもできます。設定はおまかせします」みたいな感じで。

さすがにこんなことはないかもしれませんが、一緒に音楽を作るということはもうすでに始まっているのでご紹介します。

A.I(人工知能)の音楽的能力

・自動作曲:Jukedeck

作曲に関してもどんどん自動化されていってます。「Jukedeck」は2015年にイギリス・ケンブリッジ大学出身のクリエイター集団によって作られたサービスです。「ジャンル」と「ムード」と「曲の長さ」を指定すればで人工知能が「オリジナルBGM」を作曲してくれるというもの。クライマックスの時間も指定できます。

こちら試してみるとわかりますが普通に音楽としてなりたっていますし、1分ほどで何曲でも生み出してくれます。サービスはこの他にも色々あります。

 

・Mix:neutron(ニュートロン)

iZotopeからMixを自動で判断し手助けしてくるneutron(ニュートロン)というプラグインがリリースされました。今はPC一台ですべてできてしまうのでMixも自分でやってるという人も多いと思います。これを使うとそのMixの時間を効率化してクリエイトに時間をさけます。

 

・マスタリング:eMastered

・マスタリング:LANDR

 音楽を作ってリリースするときレコーディング→MIX→マスタリングという流れで作品が出来上がります。その最後の調整のマスタリングをファイルをドロップするだけで完了してしまうというサービスです。

もちろん人間のプロがやったものとは違うと思いますが、今後精度も上がってくるだろうしコスト面を考えても使う人間が増えてくると思います。バンドメンバーにAIがいたら上記全てやってくれるかもしれないですね。1秒で。

しかしこちら全てにおいて言えるのは最後に判断するのは人間ということです。エンジニアさんの耳ってほんとにすごかったりします。なのですべてを丸投げってのはむずかしいかもしれません。

今はこれらをそのまま使ってというよりはここからアイディアをもらってというほうが現実的かもしれませんが今後精度が上がっていったらどうなるかわかりません。

そう考えると何曲も量産するのもいいですが、今後は質の高い曲を1曲1曲大事に作っていくことが大事になってくるかと思います。今はストリーミングの時代になり、好きな曲だけ選んで聴くことができます。もともと洋楽はアルバム主体、邦楽はシングル主体みたいなところがありましたが今後いっそうシングル主体になっていくのではないでしょうか。

 

AIのパフォーマンス

続いてパフォーマンスです。こちらをご覧になっていただくとわかりますがターミネーターのようで最初はあんまりいい感じではないですが、2:03〜の練習した(改良した?)後の映像は全然いい感じです。

AIはパフォーマンスが苦手という話もありますが、このビデオのロボットがもっとスムーズに動いたり、ホログラムと組み合わさったらメンバーにロボットってのもありえなくはないと思いませんか。初音ミクも意思を持ち感情的に歌うかもしれないですね。

ただライブは生物ですから、ロボットがやってるのを観て面白いのかって部分はあるので何回も観たいとは思わないかもしれないですね。そのロボットがよっぽど魅力的であればまた話は変わってくるかもしれませんが。

Gorillazなんかはそんな感じをすでに体現してます。

 

もしもロボット(人口知能)をバンドメンバーに加えることができたら

ここまで書いてきたのをみるともはや利点しかありません。パソコンの中にだけいるとしても様々なことができます。ザッと思い浮かぶだけでもメリットはたくさん。

  • 人智を超えたものすごいアイディアをだしてくれる可能性がある
  • 売れる法則を導き出して色々とアドバイスしてくれる
  • プロモーションや細かい雑用を全部してくれる
  • ヒット曲のデータを何万曲と入れたらヒットしたような曲をバンバン作る

どんどん無料化が進んで音楽が稼げないなんて言われてますが、いやらしい話バンドで5人分稼ぐのとソロだったら全然違ってきます。ほとんどのことがPC1台でできてしまう昨今DJのようなスタイルが人気なのもよくわかります。

DJの稼ぎっぷりといったらもう。。。こちら2017年DJのランキングです。

1位:Calvin Harris   4850万ドル(約53億円)
2位:Tiësto  3900万ドル(43億円)
3位:The Chainsmokers 3800万ドル(42億円)
4位:Skrillex  3000万ドル(33億円)
5位:Steve Aoki   2950万ドル(32億円)
6位:Diplo   2850万ドル(31億円)
7位:David Guetta   2500万ドル(27億円)
8位:Marshmello   2100万ドル(23億円)
9位:Martin Garrix   1950万ドル(21億円)
10位:Zedd   1900万ドル(20億円)

そういったことを考えると今後メンバーの数は減っていく傾向にあるのかもしれません。

みんなでやると楽しいですがその分苦労も多いです。事実ほとんどのバンドは何かが喰い違って解散を迎えます。バンドってほんとに継続が難しいです。別にだから少人数でやったほうがいいというわけではありませんがデュオってあんまり解散してなくないですか?活動休止はあるかもしれませんが。

もちろんその分よく言われる化学反応ってのは起きないのかもしれませんが、そういう面でもロボット(AI)がサポートしてくれるようになったら少人数制のスタイルってのは増えるかもしれませんね。

でもわたしが言いたいのはそんなことじゃありません。あえてそんな時代の中、活動の仕方が変わったとしても普遍的なかっこいいロックをやっている人が評価されたらいいなと思っております。

バンドの方がお金もかかります。売れるなら0から全て作らないといけません。自分で弾かなきゃいけません。継続も難しいし、効率も悪いです。

日本のランキングをみた時にバンドの評価って低いと思います。アイドルの方が高いですよね。アイドルや歌い手さんはいろんな作曲家が曲を作ってその中で選ばれた曲が世にでるのに対し、バンドは基本的に自分たちで作ってます。でもいい曲なんかそんなポンポン簡単に作れません。

そうするとやはり作曲してる人数が違いますから同じ土俵で評価され続けるのは難しいんじゃないかなと最近思います。もちろん天才がいれば別ですが。ランキングが分かれるのが一番ですが聴き手もそんなこと気にしてない人がほとんどなので難しいですよね。

そんなバンドの救世主にAIをメンバーに入れて活用したらなにか変わるんじゃないかなとそんな思いでこの文章を書いておりますが「そんなのロックじゃない」とか「他の人の作った曲はやりたくない」そんなバンドも多いと思います。

それはイメージがあって理想があるから仕方のないことだと思います。でもあのギブソンが倒産した時に思いました。ちょっと思考を変えないとロックやばいんじゃないかと。

バンドをやってる人は抵抗があるかもしれませんが、人が作った曲に手を加えてプレイするDJの思考だとどんどんAIが作った曲に手を加えてプレイする人がでてくると思います。新しいスタイルも増えるかもしれません。

なのでバンドもガンガン新しいテクノロジーを活用してみてもいいのではないでしょうか。

今までの人生で学んだ事は、新しいものには早めに手を出して試した方がいいという事と、時代の流れで消えるものはほんとに消えていくんだなということです。MDは今やないし、スマホが普及したらガラケーは消えました。CDも危ういですよね。

まとめ

ということで、今後はクリエイティブの世界でも◯◯っぽい作品っていうのはデーターを入れてしまえばほとんどできるようになるのかもしれません。(ピカソっぽい絵、ビートルズっぽい曲、佐野さんっぽいデザインなど)それも踏まえてAIとどう関わっていくかは大事になると思います。

できるだけ新しいサービスを試した上でこだわりのある自分オリジナルのものを作っていければ音楽活動がさらに素晴らしいものになるんじゃないかと思います。私自身も最近DTMを始めて色んな気づきがありました。DTM楽しいです。

お互い色んなところからインスパイアされまくって頑張りましょう。

では、また。

スポンサーリンク