デザイナーが選ぶジャケットデザインと解説【ハードなジャケット編】

/ 1月 6, 2018/ Mr.Hamaji, アート, デザイナーへの道のり

Mr.Hamaji
こんにちは!Doing ARTデザイナーのMr.Hamajiです

今回はジャケットデザインと解説はハードなジャケットやってみたいと思います。

ということで激しくいきますFireeeeeeeeee !!

motörhead

まずは一昨年亡くなったマイヒーロー、レミー・キルミスター率いるモーターヘッドのOver Kill。
モーターヘッドはジャンル的に言うと、ロックだと思いますが、こちらはメタル色が強いアルバム。

彼の影響を受けているメタルバンドはすごく多くて亡くなった時は、メタリカ、オジーオズボーン、ジーンシモンズなど、たくさんのアーティストが追悼のコメントを寄せています。

1979年に発売されたこのジャケットは、デビュー以来彼らのアルバムジャケットなど様々な場所に登場する、牙をむいた豚(ウォー・ピッグ)のキャラクター。

生みの親は、彼らのアートワークを手がけていたデザイナー、ジョー・ペタグノ。
モーターヘッドのアートワークで有名になり、以降様々なロックアーティストのアートワークを手がけています。

ちなみに普段のウォー・ピッグは左、右がOver Killバージョン。スケールが増大し、モーターヘッドが本格的な爆走モードに入ったことを意味しています。

 

爆発しちゃってるし、牙すごいことになってるし、鎖ブッチンしちゃってるからもう誰にも止められません。

モーターヘッドといえばこちら、Ace Of Spades。これはほんと、名盤です。聴いてほしい。ジャケット、ロゴも超かっこいいです。
青い空と砂漠なのに、この厚着。全員の顔の表情を隠しているところがたまらない。別のカットバージョンで顔の表情が見えているものもありますが、(収録曲は同じ)私は断然こちらが好きです。

ちょっと見えづらいですが、よーく見るとベルトのバックルやコンチョまでスペードやウォー・ピッグが施されてます。細かいところまでこだわりの詰まった一枚。

青空、砂漠、無骨な3人の男という構図は収録曲の荒々しさと、歌詞に描かれた人生観を見事に表現していると思います。

広大な砂漠のように見えますが、実際はロンドン郊外のバーネットの砕石工場で撮影されたそう。メンバーはテキサスに行けると期待していたみたいですが、実際連れて行かれたのは砕石工場。笑

ジャケットの撮影裏話って、面白くて好きなんです。有名なバンドでも、経費削減の為に色んな工夫をしてたりしするのでお金がなくてもアイデア次第で色んなチャレンジができるなと勉強させられます。

motörhead – Ace Of Spades

1980年のレミー。かっこよすぎですね。破天荒で知られた彼ですが、最後まで夢を追い続け、音楽を愛し、人生を楽しむ姿を見せてくれた最高のヒーローです。

 

Slipknot

こちらは1stアルバム「Slipknot」のジャケット。なんかすげーやつ出てきた感がすごい。

言わずと知れたメタルバンドの代表格。私のメタルの入り口です。
2012年からは彼らが主催するノットフェスというロックフェスティバルも開催されています。

音楽ももちろん素晴らしいですが、彼らの醍醐味はそのビジュアル。
マスクやメイクという一つの商法があるが、彼らのマスクは本当にかっこいいんです。ホラー要素たっぷり。
プロレスみたいなヒーローチック、面白い感は皆無。ガチ。こんな人達に夜道であったら確実にあの世行きです。

メタルジャケットは気持ち悪めのイラストによるものが多いのですが、彼らは一貫して自分達のビジュアルと、曲から連想される世界観をとてもかっこよく表現してます。

こちらは「9.0 : Live」1st~3rdまでのベスト選曲なライブアルバム。いいとこ取りのアルバムなので、Slipknot入門編におすすめです。

これはライブの刹那の瞬間を切り取っているビジュアルがすごくかっこ良くて好きです。トリミング、手のブレ、ノイズ、色味のバランスが最高。

Slipknot – Psychosocial

DESTRUCTION

こ、これは、、、こういうの苦手な人、本当すみません。載せようかかなり迷いましたが、ハードジャケットだから載せちゃいます。
1987年に発売されたドイツのスラッシュメタルバンドDestructionの3rdアルバム「RELEASE FROM AGONY」です。

DISK UNIONにジャケット探索に行ったとき出会った、頭に焼き付いて離れない恐怖のジャケットです。ファンの間ではスラッシュ界の最高傑作と言われているようです。

政府や汚職などの政治的なものに対する歌詞が多くドロドロ。あとは殺人とか悪夢とか。。怖い。ドイツのスラッシュメタルってガチで怖い。

おっそろしいビジュアルですが、ものすごいクオリティ。さながらシュールレアリズムの巨匠、サルバドール・ダリを思わせます。

作者がわかりませんでしたが、ここまでの恐怖と気持ち悪さを見た者に感じさせるのは、画力があるからなせる業。

M_05

Destruction – Under Attack

Brain Drill

ごめんなさい、ごめんなさい。ハードジャケットなので、つい。
アメリカのテクニカルデスメタルバンドBrainDrill。名前ね。笑

アルバムのレビュー的には、三者三様。デスメタルとしては最低と言う人もいれば超絶的変態!最高!みたいな人もいました。

このわっかりやっすいジャケットとロゴ。他のアルバムジャケットも、足を食べているやつとか、目が飛び散ったりしてます。THE デスメタルっていうジャケットワーク。

Brain Drill – Beyond Bludgeoned

BATTLEAXE

イギリス発のメタルバンドBATTLEAXEのデビューアルバム「BURN THIS TOWN」
個人的に、かなりツボでタワレコでしばらく笑ってました。

何でしょう、やりたいことはすごくわかるんですが、ヘタウマというちょっと面白い方向に行っちゃってるような。炎の中のバイクに乗った面白いおじさん、って感じですかね。

先ほどのDestructionのジャケットと比べてみてください。
ガチで怖がらせたいなら、画力大事です。

BATTLEAXE – Chopper Attack

MARILYN MANSON

きましたマンソン師匠。こちらは4thアルバム「Mechanical Animals」
夢に出てきそうなビジュアルだが、このアルバムはわりとポップ色が強く聴きやすかったです。

彼自身が幼い頃から厳しい教育を受けてきた故の反キリスト教のパフォーマンスや、歪んだ世界観がたっぷりで、輸入版には“Parental Advisory”(親への勧告)マークがついてます。

白塗り、腕の長さや、胸、股間、人間とは言えないなんとも違和感のあるこのビジュアルですが、強烈に頭に残ります。

マンソンのジャケットはどれも彼が主役となっているビジュアルで、その世界観と存在感は唯一無二です。

MARILYN MANSON – The Fight Song

Toe Fat

最後はメタルではないんですが、1969年リリースのToe Fatの1stアルバム。ジャンル的には、ハードロックでしょうか。

ジャケットでかなり損をしているように思えますが、良い曲が多くわりと好きなアルバム。
なんでしょう、これ、親指マン??さらに左側の羊は何なんだろう。。

色々突っ込みたくなるこのジャケットデザインは、イギリスのデザイングループ、ピプノシス。ピンクフロイドなどを手がけている、ジャケットデザイン界における超大物。彼らのデザイン、とてもかっこいいんだがこれだけ謎。故に忘れられない。

https://matome.naver.jp/odai/2134668161945800501

Toe Fat - But I’m Wrong

以上。メタルジャケット展とかやったら絶対面白いと思います。

では、また。

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