9回にノーヒットノーランを潰した僕が感じる野球で一番難しいシチュエーションと謝罪

/ 1月 19, 2019/ 河北さん

河北さん
こんにちは!Doing ARTライター兼花粉症の河北です

ノーヒットノーランをつぶした経験はありますか?僕はあります。
はっきりと今でも覚えてます。

野球・ソフトボールの試合において、投手が相手チームに安打を(日本では得点も)許さずに勝利することを言う。

安打のみならず一人の走者すらも出させずに完封勝利を挙げた場合は完全試合(パーフェクトゲーム)となる。「ノーヒットノーラン」という場合は四球、死球、失策、打撃妨害、振り逃げのいずれかによる出塁を許したことを含意する。

wikipedia

 

ノーヒットノーランを簡単に言うと誰にもヒットを打たせずに投げきることです。

これは中学の時の話になりますが、僕の所属していたチームはある程度強かったのでより強いチームと戦うためによく他の県に遠征に行ってました。

で、僕はもちろん補欠としてベンチをあたためていたのでそんな大事な場面に立ち会う事はめったにないんですが、遠征とかに行くとせっかく高いお金払って来たのにださないなんてことはできないと監督心理がはたらくのでしょう。補欠でも代打だったりでチャンスをくれることが多いのです。

その時は9回までノーヒットノーランで完璧にピッチャーがおさえていました。彼にとっても初めてのノーヒットノーランがかかった試合です。

すると監督からお呼びがかかりました。「次の回からお前行け」
守備のチェンジです。正直別に代わる必要はない場面でしたが僕は断る権利をもっていません。私のポジションはセカンドです。経験がある人はわかると思いますが、この時の緊張感といったら半端ないです。

守備につくとファーボールでランナーがでました。9回表ランナー1塁です。

次の打席には右バッター

ここで考えられる選択肢は

  1. ランナーが盗塁してくる
  2. ヒットエンドラン(ランナーが盗塁をしてどんなたまが来てもヒットを打つという作戦)
  3. バントエンドラン(ランナーが盗塁をしてバッターはどんな球がきてもバントするという作戦)
  4. 送りバント(いい球がきたら確実にバントをして一塁ランナーを次の塁にすすめる作戦)
  5. 普通に打ってくる 

考えなければいけないのはこの5つくらいです。

ただバッターは普通の構えをしていていきなりバントしてきたりバントの構えをしていて打ってきたりもするのでそういうのも頭に入れておかなければいけません。

そしてもうひとつ。右バッターで一塁ランナーが盗塁してきた場合はセカンドが二塁に入ります。でショートがカバー。なぜかというと右バッターはショートに打球が行く可能性が高いからです。なのでセカンドが二塁ベースに入ってキャッチャーからの球を受けランナーにタッチします。

で、セカンドはファースト(一塁)にも入らなければいけない時があります。
それはファースト側にバントをしてきた場合です。
ファーストがボールをとりにいきますのでファーストはだれもいなくなるわけです。

なのでだれかがカバーしなければいけません。
この場合はピッチャーが入るかセカンドが入ります。(たぶん大抵はピチャー)

それくらい色んな事を考え神経を研ぎ澄ませみんなかかとを浮かして守ってます。

で、この時はバッターがバントの構えをしていました。
そうするとバントシフトといって内野は前にでます。大体は4の送りバントがくるからです。

この時の僕の頭の中はというと

「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」「ボール飛んでくんな」

の無限ループでした。

しかし野球にはこんな言葉があります。「代わったやつのところにボールは飛ぶ」

そのとおりでした。ピッチャーが投げた瞬間ランナーが走りだしました。
「あ、やばい2塁に入らなきゃ」この時点でもはやパニックです。

そう思って二塁に気をとられた瞬間バントの構えをしていたバッターがピッチャーが投げた瞬間に普通に打つホームに戻して打ってきました。

「カキーン」

振り遅れながらも地面に叩きつけらた球は速い打球で私の方に向かってくるじゃありませんか
この時点で頭のなかはスーパーパニック。

ちなみに高いバウンドのボールを処理する場合ボールが頂点にあがった時やバウンドする手前、ボールが弾んだ瞬間にとるのが簡単です。

しかしこの一歩前にでるかでないかの判断が難しく、そのために普段から練習を積んでいるわけですが、もちろん試合中は勝手が違います。

すでに僕の頭の中はスーパーパニック状態なので練習の時のようにはいきません。
私は一歩前にでるかどうかを迷ってしまい一番中途半端なところで球を迎えることになりました。

体を正面に持っていくというのを忘れ、手だけだしてかっこよくとろうとしたところ、ボールは僕のグローブをかすめもせず。ライトに転がっていきました。

なぜかはわかりませんが、ボールがグローブにあたるとエラーになり当たらないとヒットという判定になります。エラーであればノーヒットノーランに支障はありません。

ただ今回残念ながら1mmたりともグローブに当たらずあざやかに外野に抜けていったのでヒットということになってしまいました。

その時のピッチャーの顔。試合にはもちろん勝ちましたが、ベンチに戻った時のメンバーの冷たさ。忘れられません。その経験が今の僕を強くしてくれてます。

そしてこれを機に僕は外野へとポジションを変更しました。今でも覚えてるほろ苦い思い出です。

本当に申し訳ない。

ちょっと野球をやってないと難しい話ですよね。すいません。

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