初心者がDTMを始めるのに必要な機材
この記事はこれからDTM(Desktop Music)を始めるという人に向けて必要な機材を紹介していきます。
DTMを始めたいんだけどなにから始めればいいのかわからない…。
そんな疑問にお答えすべく、今回は
・いくらくらいかかるのか?
・なにがあると便利なのか
こういったことをまとめました。
今は本当に色んな機材があってこれから始めるという人はどれから揃えればいいのか迷ってしまいますよね。
でも、実際最初はそこまで必要なものは多くありません。 機材を揃えるのは高くて大変そうだからと諦めるのはまだ早いですよ。
順番に揃えれば問題ありません。
集まれ未来のミュージシャン!
なんつって。
初心者がDTMを始めるのに必要な機材
■なにが最低限必要なのか?
結論から言うとタイトルにもありました通り、これからDTMを始めるのに必要なものは昨今、特にございません。
というのもスマホ、またはiPad的なものがあれば今は誰でも簡単に作曲ができてしまうからです。
これをデスクトップミュージックと呼ぶのかは不明ですが、DTMは和製英語で海外ではComputer Musicと呼ぶのでスマホもOKとしましょう。
スマホで作曲する場合、
iPhoneの場合はガレージバンドというのがアプリで入ってるのでそれを使います。
Androidの場合はWalk Bandがいいのかな?
本格的にやるのであればスマホなどよりパソコンの方がいいですが、 機材を揃えれば作曲できるわけではないので、まずはこういったアプリで雰囲気を掴んでみるのもいいと思います。
さて、ここからはもう少し本格的にやりたい人のために必要な機材を記載していきます。
もう少し本格的にやりたい人の必要な機材
どういったジャンルで、どこまで自分でやりたいかでも変わってきますが、
基本的に必要になるのは
・DAW
・オーディオインターフェイス
・モニタースピーカー or スピーカー
があるといいと思います。
■パソコン
スマホでも音楽は作れますが、操作性や画面のサイズを考えるとパソコンでやった方が効率がいいです。
DTMのパソコンはWindowsかMacどっちがいいの?問題ですが、どちらでも特に問題はありません。
基本的に同じようなスペックならWindowsの方が安いですが、Macには最初から作曲ソフトが付いており動作も安定しているので人気があります。
予算、デザイン、DAWで考えるといいと思います。
個人的にはこれから買うのであればMacをお勧めします。
パソコンに関しての注意点としてはトラックやエフェクトなど音をどんどん追加していくとフリーズしてしまったりするのである程度のスペックが必要です。
とはいえ、今出ているMacBookであれば特に問題はありません。
■DAW
「DAW」とは「Digital Audio Workstation」の略で音楽制作のソフトで、ダウと読みます。
いくつも種類はありますが、
・Mac用のDAW
・Windows Macの両方で使えるDAW
があります。
人気があるのがCubaseというソフトでしょうか。
Mac Windows両方で使えます。
MacをつかっているのであればLogicというガレージバンドの上位版が2万円ほどで購入できてコスパはとてもいいです。
スタジオで使っているのはPro Toolsというのが多いように思います。
以前は何十万もしていたDAWですが、最近はとても高性能で金額も安く購入ができて、無料のものでも全然使えるので触ってみて慣れてきたら有料のものを買えばいいと思います。
MacであればLogicとの互換性もあるガレージバンド
Windowsであればstudio one prime、Cakewalkなどがいいと思います。
なにを使っても使っていれば慣れてきますが、なるべく人気のあるものを選ぶと色んな情報がネット上に転がっているでおすすめです。
■オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスは簡単に言うとボーカルやギター、ベースをパソコンに取り込んだりスピーカーから音を出力するのに使うものです。
これも金額がピンキリで高いのは本当に高いです。
歌や楽器をいれない100パーセント打ち込み音楽であれば必要ありませんが、そうでなければ1万円ほどで買えるものもありますので用意しましょう。
おすすめは私も最初に購入したFocusriteなんかいいと思います。
Focusrite フォーカスライト オーディオインターフェイス
あとはDAWが一緒についてくるものもありますのでそちらも考えて購入するといいかもしれません。
■モニタースピーカー
モニタースピーカーは加工されてないフラットな状態で聴こえるスピーカーです。
通常のスピーカーは聴きやすくするために何かしら音に加工が施されているので 自分で作った音がどんな音なのかをちゃんと確認できません。
特に自分でミックス、マスタリングの工程までしたいのであれば、かなりかなり大事になってきます。
金額は本当にピンキリですが、
いいモニタースピーカーで聴くと色んな発見があります。
上達したいのであれば、色んな勉強が必要なのでモニターはある程度いいものを買っといた方がいいでしょう。
おすすめはど定番ですが、YAMAHA MSP3。
YAMAHA MSP3
MSPシリーズはNS-10M 通称「テンモニ」と呼ばれる世界中のレコーディングスタジオで使われていたモニタースピーカーを開発したチームが次世代のモニタースピーカーとして開発したものです。
種類はいくつかありますが、一般的な部屋で使うならMsp3かMsp5が限界じゃないかなと思います。
ヤマハHS5を使ってる人も多いですがMSP3と金額は同じくらいなので実際にお店で聴き比べて好みの方を使うのがよいでしょう。
■モニターヘッドフォン
こちらもフラットな音がでるヘッドフォンです。
家で大きな音が出せない場合は、こちらを買いましょう。
モニター用のヘッドフォンはSONY MDR-CD900STがとても人気で
レコーディングスタジオでも良く見かけますがかなりしゃりしゃりした音で好みが別れるのであまりおすすめはできません。
とりあえず定番でみんな使ってるしこれ買っとけばとりあえず大丈夫みたいなことで
ずっと売れてるんだと思います。僕も実はそうでした。笑
SONY MDR-CD900STが気になってる人はこちらも検討してみてください。
SONY ステレオヘッドホン MDR-7506
あれば便利なもの
ここからはさらにあると必要なものに迫っていきます。どんどん沼にはまっていきましょう。
■MIDIキーボード
MIDIキーボードはパソコンと接続してDAWの中に入ってる音源を鳴らすのに使う鍵盤です。
ドラムの音からオーケストラサウンドまで、DAWに入ってる音源ならなんでも鳴らすことができます。
形や大きさは様々なものがあって、キーボード自体に音源は入っていないので単体で鳴らす事はできません。
なので、キーボードの金額が高いからといって音がよくなるということはないです。
なくてもDAW内の音をパソコンで鳴らす事は可能ですが、MIDIキーボード一台あるとだいぶ効率がよくなるのでほとんどのDTMerは持っています。
ピアノを演奏するというのであれば61鍵や49鍵などを選ぶとして、
そうでない人はいきなり大きいのを買うと結構邪魔になってしまうので37鍵あたりを狙うのがお勧めです。
最近だとワイヤレスのタイプもあるのでデスクをすっきりさせたいならおすすめです。
中にはDAWや音源が付属しているものもあるのでそこら辺も考慮して選ぶといいと思います。
■マイク
もし、ちょっとしたデモ音源を作るのであればオケを流してパソコンのマイクで声を録音するという方法もありますが、
自分の音源をどこかにアップしたいなど、しっかりした音源を作る場合はマイクを使って録音することを勧めます。
マイクには大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類あり、ダイナミックマイクは音質的には劣りますが衝撃に強く、コンデンサーマイクは高音質ですが壊れやすいという特徴があります。
ボーカルレコーディングでは主にコンデンサーマイクが使われるので買うのであればコンデンサーマイクを使いましょう。
こちらも金額にかなりの差がありますが、1万円ほどで買えるものですとこちらがおすすめです。
※ちなみにコンデンサーマイクを使う場合はファンタム電源がついてるオーディオインターフェイスを使う必要があります。
オーディオインターフェイスを使わずに使うマイクもあります。
あまり音質はよくありませんでしたが、普通に使えます。
■スターターセット
機材を色々と選ぶのは楽しいですが、めんどくさいって人にはこういったものが全て揃ってるものもあります。
まとめ
いかがでしょうか?
DTMには買うものが色々ありますが、やりたい音楽によって必要なものがだいぶ変わってきます。
細かく言えばまだまだ必要なものはたくさんありますが、曲を作りつつ、その都度必要なものを買い足していけばいいと思います。
DTM機材は高いものもありますが、レコーディング費用に比べたら安く、どれだけでも家で納得いくまでできて、最近は家でも本当にプロレベルのものを作れるようになっています。夢がある。
そして機材は一度買ってしまえば長く使う事ができるので、色々検討して是非自分に合ったものを購入してDTMライフを存分に楽しんで名曲を生み出してください。
この記事が参考になれば幸いです。
ではまた。