失敗することの大切さ 〜あなたはぶちカマス人間か〜
最近すごく思うことがあります。
それは失敗することが本当になくなったなということ。
もしかしたら僕の人生自体が失敗なのかもしれませんが、それは一旦置いときますw
しかし、実際には子供の時のように頭をぶつけて痛ってー!!とたんこぶができることもないですし、
転ぶこともほとんどなくなりました。
これはもちろん成長してるんだろうと思いますが、逆に行動することへの足かせになってるんじゃないかなともすごく思います。
人間は失敗から色々学んで成長していきますが、最近もしかして成長止まってるんじゃないかな、というかもうすでに成長曲線がゆるやかになってるんじゃないかなと心配にもなります。
実験で魚のカマスを使った有名な実験がありますよね。
- カマスを入れた水槽の真ん中を透明のガラスで仕切る
- ガラスの向こう側にエサの小魚を入れる
- エサを獲ろうとするとするたび、仕切りの壁にぶつかりここから先には行けないと学習する
- その後仕切りのガラスをとってもガラスの仕切りより向こう側には行こうとしなくなり餓死してしまう
魚ってアホだなーと思うかもしれませんが、この実験を思い出してもしかして僕今カマス?カマス人間?と思うわけです。
確かに僕はたぶん魚じゃありません。
知識を兼ね備えた人間だと信じており、そんな失敗を克服する能力をいくらでも持ち合わせております。
ただそんなことをわかっていても行動できてないなーと思うことはあります。
子供の時は失敗するのか成功するのかわからなかったから怖くないのかもしれませんが、
なにかやろうと思った時に知識と経験を備えた今、
「失敗したら恥ずかしいよ」「それ意味ないよ」「たぶん無理だよ」と脳みそが言っているのに無視して突っ走るのは正直怖いです。
人間は変化を恐れるという意味がよくわかります。
さらに大人になると周りからもやめときなよと言われることもあります。
あなたの事を思って言ってるんだよと。
まだ若いからとかもう歳だからとかどうでもいいことを言われることもあります。
自分の経験+周りからの声ということを考えるとカマスより過酷な状況かもしれません。
成功者といわれる人がみんな「行動すること」が大事と言っているわけですが、年齢を重ね知識と経験が増える事によってどんどんガラスの仕切りが自分に向かって近づいてきてると錯覚し、考え方も含め行動範囲が狭くなってきているような気さえします。
若いうちはがむしゃらにできるなんて自分でも思ってましたが、その考えに至っている自分は年をとるとがむしゃらにできないと言ってるようなものですからね。
たぶん直感に従って行動すると失敗することって多くなると思います。
やりたくない事をやるわけではなく、やりたい事、やろうと思った事をしようとした時に脳みそのやめとけ指令を無視する力。
頭で考えるより先に行動する力。
だから子供っぽさってのは人生において非常に大事だと思うんですけどね。
けどなぜか子どもっぽいのはダメみたいな空気感って年々でかくなるので、
子供とかできるとそうなっちゃうのかなとか思ってます。
失敗することが重要なのではもちろんありません。
「失敗とは行動しないことだ、行動した時点でそれは成功だ」なんていう言葉がありますが本当にその通りだと思います。
そういった失敗をどう考えどう行動するかで人生は大きく変わっていきそうな気がします。
昔はもしかしたら空飛べるんじゃないかなと頑張ってた時期もありましたw
でも飛べないとわかって今空を飛ぼうともしなくなりました。
もしかしたら飛べるかもしれないのにw
というのは極端すぎる例ですよね。間違えました。すいません。
でも僕はカマスをじゃないのでカマスを超えたい。そのあと餌をとれる能力があるのかないのかは置いておいて餌をとりにいきたい。ガラスをぶちやぶりたい。 そんな事をを意識して今後も生きていこうと思いますw
“失敗を失敗だと思わないような人間になれ” 明石家さんま