バンドを辞める理由やタイミングは?バンドマンが個人で稼ぐ時代へ
これはミュージシャンにとって人生を左右する大きな問題ですよね。
悲しいかな全員が有名になって音楽で食べる事はできません。
いつかは辞めたいと思う時がくるかもしれません。
でも、なかなかタイミングって難しいですよね。
ということで、今回はそういった部分も含めて考えていきたいと思います。
バンドを辞める理由やタイミングは?バンドマンが個人で稼ぐ時代へ
サッカー元日本代表の中田氏のインタビューでなぜ引退したのかという質問に
「自分がサッカーを好きでやっていて、ただ“好き”の部分が楽しめない時期が長く続いて、色んな環境のことがあったりした。だったら一旦休んだほうがいいなと。もしかしたら、何年後かに戻る可能性だってあった」
と答えてました。が、戻ってはこず、世界中を旅した後に違う分野で起業をしています。
僕個人の結論としては、もし好きなのであれば売れなくても続けて欲しいなと思う今日この頃なんですが、中田さんのいう“好き”の部分が楽しめないということでしたら一度やめてみる、他のことをやってみるというのも一つの手だと思います。
音楽が仕事になろうが、ならなかろうが仕事も人生の一部ですし、人生を楽しめれば正解も不正解もないと思います。
辞めてみてもっと自分に合う、すなわち楽しめる事が見つかるかもしれません。
「子供できたわ、バンド続けられへん」
これは秋葉原に呼び出されて僕が実際に言われた言葉です。
そうなんだ、まあしょうがないね。としか言えませんでした。
彼は今現在バンドでちょこっとやったデザインの経験を活かし、派遣でデザインを学び、就職し、デザイナーとして会社を立ち上げ、家を2件買い、稼ぎまくって家族を養っています。
それを聞くとあの時やめてよかったね。と心から思います。
だいたい25歳くらいになるとこんな感じで周りが結婚し始め、友達が就職してバリバリ働き始めたり、謎のプレッシャーがくるのか辞めていく人が多い気がします。
もしかしたらこれを読んでる人でそういう経験がある人もいるかもしれません。
自分自身はそんな気がなくてもメンバーが就職したり結婚したりして辞めていったりするとじゃあ俺も、、、なんて心が揺れ動いて将来に対して不安な気持ちになりますよね。
ただ、もし音楽が好きなのであれば完全に辞めるという決断をするのはちょっともったいないかなと思います。
だっておかしくないですか?好きでやってたのに25までにデビューできないならスパっと辞めるわ的リミット論。
昔はメジャーデビューが唯一の成功事例だったのかもしれませんが今は明らかに違います。
会社に通いながらでもできますし、「好きなことで生きていく」という言葉が流行りましたが、実際に音楽を副業として個人で稼ぐこともできるようになりました。
期限をつけると難しいかもしれませんが、続けることができればデビューをせずとも音楽で収入を得れる可能性は十分あります。続けてればなにかにひっかかってバズって売れる可能性だってあります。
なのでもう情熱がなくなったとか、やっていて楽しくないとかでない限り情報を集めてやりたい事を続けるというのもひとつの手なんじゃないかなと思います。
あきらめたらそこで試合終了ですよ。
実例
・WEBの集客を活かして講師としてもフリーで働く
・動画の再生回数が増えれば広告費がもらえる
といった感じでギターを弾きまくって稼いでます。
楽器が楽しいというのが伝わってくるのと、とても分かりやすいギターレッスンなので一緒に練習してればすぐに弾けるようになると思います。
こういった感じで発信していけばすぐは難しいですが、コンテンツが溜まっていき、誰かが検索してくれるようになります。
リアルなギターレッスンの収入といわゆるYouTubeからの広告収入ですね。
別の例を見てみましょう。
・YouTubeではなくブログで集客
・WEBの集客を活かして作曲の依頼をもらう
・アクセス数が増えれば広告費がもらえる
作曲家のコオロギさんはYouTubeではなくブログをメインにしています。
音楽で飯を食べるといってブログを立ち上げ現在作曲家として活動している第一人者です。
こちらもリアルな作曲の収入とブログからの広告収入です。最近はYouTubeもやってますね。
現在はもちろんブログからの収入からのみで食べれてるでしょうし、ブログを見た人からの依頼があれば、作曲というビジネスにも繋がっています。
ブログもYouTubeも検索されれば放置していても蓄積された記事や動画にアクセスがありますので広告を見せてお金を産んでくれますし、勝手に営業してくれます。
要するに、集客さえできればネット上ではなんでもビジネスになるわけです。
この集客をするための「発信」がネットで個人でできる時代になったので、好きなことを発信する→集客できる→お金になるという事が可能になりました。
これが「好きなことで生きていく」の正体であり、新たな可能性といえるかもしれまん。
例えば、機材を紹介する、グースハウスのようにひたすらカバーの動画をアップするなど、自分がよく知っている事や、興味がある事ならせっかく長くお金と時間を投資してきた音楽でやってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
これはちょっと上記のパターンと違いますがストック型の音楽ビジネスです。
作った音楽の権利そのものを売るようなもの。
登録して売れたら半永久的にお金がもらえるというものなのでこれも印税生活を可能にするポテンシャルを秘めてますね。
これの写真バージョンでPIXTAというストックフォトサービスがあるんですがそこと提携してます。僕はPIXTAの方しか使ったことはありません。
他にも色々と方法はありますが、
なにが言いたいのかというとだめだったら就職しかないというわけではなくて、音楽が好きならそこで得た知識や経験を使って副業としてでも稼げますし、
音楽続ける→いい仕事につけない→将来やばいよ?みたいな脅しには負けないでほしいなと思いますw
そのためにはなるべく早く自分で稼ぐ能力を身につけるのがとてもとても大事です。
今更やり始めたってと思うかもしれませんが、インターネットの世界は宇宙のように広いのです。
もちろんどこを狙っていくかなどの色々と戦略は必要かもしれませんが、試行錯誤して続ければ絶対に結果はでます。
もし就職するにしても独立(フリーランス、自営、起業)も視野にいれて仕事を選び、合間に副業をやって稼ぐ能力をつけてリスクヘッジしましょう。
音楽がダメだったからといって「お金もないし、今まで好きな事やらしてもらったからやりたくない仕事をやるのはしょうがないか」と思う必要はありません。
YouTubeにしてもブログにしてもオーディオストックにしても時間がかかるので、それまでは時給のいい仕事をやりつつ平行するというのもひとつの手です。
こちらの記事にも書きましたがその場合はなるべくですが手に職がつくものを選ぶのがいいと思います。
友達のデザイナーも結局、デザイナーのスキルを身につける→独立という流れです。
役所に書類を1枚出せば個人事業主になれますし、Freeeを使えば会社も簡単に作れます。
音楽活動で得られるものはとても役立つことばかりです。培った人脈もそうですし音楽の技術や知識もそう。
自分たちの商品をどう売り出すか、どう集客するかなど人間関係を含めてとても勉強できるのでせっかくならそれを活かしてなにか自分のビジネスを考えるというのも悪くないんじゃないでしょうか。
そういえば打首獄門同好会ベースjunkさんが60歳の還暦で武道館公演してましたよね。
夢があるうううう。
メジャーデビューは〇〇歳くらいまでみたいな事が色々なところで書かれていたりしますが、あんまり関係ない気もしますね。
年齢いくと辞める人が多い、ルックス的に集客が難しくなってくるので確率が低いってだけで、例えば40歳でもYouTubeの再生回数が1000万回あったり単純に集客力がものすごくあればすぐお声かかりますよ。
レコード会社もビジネスなので「集客できる=儲かる」で判断してます。
彼らはメリットないのでインディーズでいくんでしょうが、お声はかかってるんじゃないかなと思います。
個人で集客ができる今、常識が変わってきてるのがよくわかります。
世の中がざわついてますね…
ウソでもネタでもありません、本当です。
打首獄門同好会の他メンバーとの年齢差は20歳以上。
59歳、言ってみれば「獄の歳」で日本武道館に立ちました。それではjunkoさんが60歳を迎えた日のステージの模様を一部、ご覧ください。
しつこいようですが、還暦の人です。 pic.twitter.com/jvxgufrQDy— 打首獄門同好会 (@uchikubigokumon) December 20, 2018
そんなことでお読みいただきありがとうございました。
もうほんとバンドマン、ミュージシャン全員ハッピーになればいいと思いますw
そしてもっと日本の音楽が最高になって日本が元気にになればいいなと思います。