モスクワ日帰り観光レポート〜レッドスクエア(赤の広場)への道のり〜
テトリスにでてくるお城のようなものはモスクワにあるのをご存知でしょうか?
今回はヨーロッパに行く際ロシアでの乗り換えだったのですが、面白そうなのでロシア乗り継ぎで時間が長いものを選びモスクワ観光してきました。
ロシアの場合、乗り継ぎでモスクワを通過する時は基本的にビザは必要ないですが(行く国によって例外あり)一旦空港から出る場合にはビザが必要なのでまず大使館にもらいに行きました。
Contents
ロシア連邦大使館へ
乗り換えの時にちょろっと観光するだけでもトランジットビザをいただかなければいけません。
必要な持ち物
- 証明写真(4.5cmx3.5cm)履歴書カメラとかいうアプリで自撮りしてコンビニでプリントアウトしたもので問題なかった。
- パスポート
- 航空券の予約コピー
- 申請書
ビザ申請や受け取りは月〜金の9:30~12:30のみです。それまでに番号札をとった人は対応していましたが、中は小さくて2つしか窓口がないので時間によって結構混んでました。
- 11労働日(2週間)以降の受け渡しなら無料
- 4〜10労働日だと4000円
- 3労働日だと10000円
といった感じで受け取り日によって値段が違いすぎるので早めに申請行けばよかったと後悔しました。とはいってもビザをとったら30日以内が有効期限らしいのあまり早く行き過ぎても期間切れになってしまうのでお気をつけを。
私の場合は知らずに行って日程的に4000円払う必要があったのでそれでお願いしました。
流れは、日本語を話せるロシア人に番号札で呼ばれ、
受け渡しはいつがいいか聞かれ(3つのパターンから選べる)
↓
お金を支払い(11労働日以降なら無料)
↓
引き換えの紙をもらい
↓
パスポートを預け
↓
またとりに行くとパスポートにビザの紙が貼ってある
という流れです。
無事トランジットビザを手に入れることができました。
シェレメーチエヴォ国際空港からベラルースカヤ駅へ
ロシアについた時刻は16:10。タイムリミットは明日の朝です。
飛行機から降りて乗り換え口ではなく出口の方へ向かいます。
事前にビザもとってきたのでばっちりだとおもってましたがゲートの前はすごい人、長蛇の列に並びいざ自分の番という手前で何も言わずにいきなりシャッター閉められ、、、また1から並び直し。思わぬ時間を使ってしまいました。
外に出て、街まで行く電車に乗れる場所はどこかと尋ねてみました。大分電車の乗り場まで離れてましたが、空港は基本まっすぐなので歩いて行くと券売機を発見することができました。
アエロエクスプレスに乗る
英語の表記もあり特に問題なくチケットを購入。480ルーブル。今だと1000円くらいでしょうか。そのまま30分に1本でている赤色の電車に乗り込み出発です。
空港も電車内もwifiが無料 で快適だったのでいつも通りグーグルマップで行く場所をチェックしOK MAPで地図をダウンロードします。これをやっておくとインターネットが使えなくてもグーグルマップが作動します。すべてが順調。
景色を見ながら興奮、やけに雲が近いなあと感じます。そしてある駅に近づいてきてあることに気がつきます。調べて降りる駅はわかっていても英語の表記がなく(見落としかも)、アナウンスもロシア語だったのでどこで降りるかわからない!
これはもうどうしようもないなと諦めてグーグルマップのGPSを見張っていて降りる場所になんとなく近ずいてきたら降りることにしました。何度か止まりましたが、近づいてきたところでみんな降りたので 降りる 駅は1つしかないのか、終点だったのか?よくわかりませんが、そこが見事ベラルースカヤ駅でした。さすが。
Belorussky Station(ベラルースカヤ駅)
外に出てみて服装も間違えたことに気づきます。普通に寒い。
銅像さんです。銃を持っているので戦争に行く人と奥さんでしょうか。
駅の外にでたところです。ベラルースカヤ駅は青くてかっこいいです。
インターネットで調べた情報だとここから赤の広場までは歩いていけるというようなことが書いてありましたが方角があいまいだったので一応念のため警官含め2.3人に聞いてみました。しかしRed Squareという単語に「は?」という感じだったので困った雰囲気を出しているとcan you speak english? と好青年が現れました。すかさず、can you speak Japanese?と応戦します。
どうしたんだ?どこへ行きたいんだ?と聞かれたので赤の広場へ行きたいんだと伝えると「いやこっからじゃ遠い。歩くと30分くらいかかるよ。電車に乗ったほうがいい。一緒に電車に乗ってあげるよ。」と言われ、なんて優しい青年なんだと思いましたが30分くらいなら歩けるので「街を歩きたい気分なんだ」と伝えるとあそこの道をまっすぐいくだけと 方角を教えてくれました。
ちなみにロシア語だと赤の広場はКрасная Площадьなので道を聞く場合たぶん上目づかいでこれを連呼した方が伝わるでしょう。
グーグル翻訳で調べたら発音はKrasnaya Ploshchad クラースネァープレーッシ?だそうです。
ベラルースカヤ駅から赤の広場まで
ベラルースカヤ駅から赤の広場のロシア街並みはこんな感じでひたすらまっすぐ歩くのみです。
歩いてみるとものすごく遠く感じましたが、実際見てみるとこんなもんなんですね、、、。3.5km44分、、これほんとにあってますか?笑 荷物を持っていたからか体感10キロはありました。
出発18時10分。歩き出すとけっこうすぐにロシア語のスターバックスがあります。レアなので写真撮りました。
公衆電話です。
街並みは普通にヨーロッパです。
違う国の散歩は楽しいので街並みを見ながら歩いていればすぐに着くだろうなんて歩く事30分、、。
Mayakovskaya Station(マヤコフスカヤ駅)
マヤコフスカヤという駅に着きました。なぜか皆さん陽気にブランコ乗りまくってました。
実はこの駅でまだ1/3くらいしか進んでないんですね。その後もさらに歩くも同じ街並み、、。暗くなってきて余裕で30分以上歩いているのでさすがにこれ方角あってる、、かな?状態になってきました。
途中で人に聞いても「Red Square?は?」状態なので、地図を見せてここはいったいどこらへんかと聞く作戦に切り替えました。どうやら方角はあってましたがまだプーシキンスカヤ駅という中間ポイントあたりだと判明。この時点で1時間くらい歩いてます。
Pushkinskaya Station(プーシキンスカヤ駅)
ゆっくり観ながら歩いたというのもありますが、いくらなんでも遠すぎます。
この駅の入り口を見た時に、もう遠すぎ歩きたくない!という思いから吸い込まれるように地下鉄の構内に入ってしまいました。しかし結局ATMが発見できずお金が下ろせなかったので電車には乗れず、、、。
しょうがないから再び歩き始めました 。辺りはどんどん暗くなっていきます。
本当ならもっとテンションの上がりそうなお祭り的なことをやってる場所もありましたがスルーです。場所さえも忘れました。
さらにしばらく歩くと若干街並みが変わって徐々にそれっぽいものが見えてきました。そして目標地点にロックオン。やっと着きました。
一体どれほど歩いたでしょうか、空港を17時半、ベラルースカヤ駅をでたのが18:10で着いたのは19時半くらいだったの歩いたのは実質1時間20分程ですが、荷物があったからか、なぜかものすごく疲れました。グーグルマップの44分て書いてありましたけどどれだけ早く歩いてる計算なんですかね。
赤の広場の中へ
中に入るにはチケットが必要らしく観光客でごった返していましたた。ここでも長蛇の列です。
チケットはなぜか1000、1500、3000、4000の中から選ぶ方式でしたが、違いがわからなかったので一番安い 1000のを購入。ここはクレジットが使えてよかったです。
荷物チェックを受け、ロシア語で質問されるも理解できずうんうん頷いていたら もういいよという感じで中に入れられました。そして出迎えてくれた光に包まれた家。
すぐ近くにはテトリスの城がありました。テーテレテーテレテーテレテーテレテーテレテーテーテートゥートゥー♪と歌いながら歩き回ります。
中では特別なのかいつもなのか知りませんが 広場に特設会場を作って各国の鼓笛隊がパレードをやっていました 。
その会場が広場を独占しておりみんな中に入っていくのであ、だからチケットに何種類かあったのか、、、と理解し自分の安いチケットでも中に入れるのか?と警備員に聞くと入れるが入り口が分けられてるからあっちへいけみたいなジェスチャーをされたので入り口をさがして中へ侵入しました。
なんなんですかこれ。なんのパーティーですか。
色んなタイプがあるのでおもしろいです。日本の国旗もあったので出場はしていたようですがもう終わってました。
ほとんどの国は歌なしでしたがイタリアは ボーカルがおり その女性の歌声がすごくよかったので個人的に優勝です。みんながスマホのライトを振り出して すごくきれいで感動しました。
途中で雨が降ってきたのと薄着で寒かったし終電何時か調べてなかったので 21時半くらいに会場をでました。帰り道はもう荷物をもったまま同じ道は歩きたくはないという感情が猛烈に湧き上がってきたので再度電車に乗ってみようと駅の中へ。
ここでついにATMらしき機械を発見したので現金をおろそうとしましたが英語表記がないのでまったく操作がわからず(YES NOがどちらかわからない)1度諦めましたが、もう疲れてて歩きたくないから適当にボタンを押せという脳の指令が体を勝手に動かし何度もトライしていたら500ルーブル札が出てきました。それを右手に電車に乗り込みます。電車賃は50ルーブル。
電車に乗って思ったことはこの2点です。
- 日本語表記がない。英語の表記もない。
- 停車した時に見えるところに駅名の看板がない。
なので次は◯◯というアナウンスが入っても発音がわからないので今どこにいて、どこに向かっているのかがさっぱりわかりません。
なんとか目だけをたよりに路線図と駅名を照らし合わせますがほぼ勘です。
何度か降りたりして駅名を探して戻ったり、行ったりきたりしていたがグーグルマップを見てなんとなくここなんじゃないかという場所にたどり着いきました。自分的にも自信があったので期待に胸を膨らませ外にでてみると、、、みんなで陽気にブランコに乗ってたマヤコフスカヤ駅!
愕然としました。1時間くらい頑張ってたのに、、、。自信あったのに、、、。そこからはもう諦めて歩いてベラルースカヤ駅へ。
着いた頃には時間も遅くベラルースカヤ駅もすでに人はほとんどおらずギョッとしましたが、ジェスチャーを駆使し空港へ行きたいとアピールするとチケット売り場を教えてくれました。
チケット購入し結局23:30のアエロエクスプレスに乗り空港へ向かい00:00空港着。
ミッション終了です。
感じた事
- 英語表記がないので想像以上に全てのことがわからない。(見落としかもしれない)
- 英語ではコミュニケーションが難しい。
- 赤の広場までは電車で行った方がいい距離感。
- 思ってたより全然 安全そうできれいだししいい人ばかり。
以上が私が行って感じた事です。一番はやはり英語の事を一番感じました。行く途中に不安になって何度か人に聞いたんですが全くコミュニケーションがとれなくて悔しかったです。とれたのはベラルースカヤ駅で話しかけてきてくれた好青年だけでした。CarとかAirportとかTrainとかそういう単語を出せばなんとかなるという安易な考えがジェスチャーを披露しなければいけないという結果をうみました。
というかもう少し情報調べてからいけって話なんですけどこれでも一応ざっくりは調べて行ったんです。これを見ていただいた方は是非ロシア語を勉強してから行ってください。
ちなみに赤の広場はイベントで入れないこともあるみたいなので事前に確認したほうがいいと思います。
現場からは以上です。
写真は私のインスタでもアップしておりますのでよかったら是非ご覧ください。
では、また。




