バンドマンが選ぶ超かっこいいギターリフ・イントロ曲55選【洋楽編】
かっこいいギターリフの曲ってどんなのがあるんだろう…?
ギターを始めたら絶対に思いますよね。
今回はそんなかっこいいギターリフ・イントロの曲を集めてみました。
一応リフの定義は
音楽におけるリフ(riff)は、オスティナート、つまり、繰り返されるコード進行、音型、リフレイン、または旋律の音型であり、主にリズムセクションの楽器によって演奏され、楽曲の基礎や伴奏として成立するものを指す
wikipedia
ということで簡単にいうとパターン化された1~4小節程の短いフレーズをイントロなどで繰り返し弾くことです。
ギターだけではなくベースリフやピアノのリフもあります。
キャッチーなものがポンポン作れたらそれだけで食べていけると言われてるギターリフですが、売れるてる曲はやはりイントロで落としてくる可能性が非常に高いです。
それほどリフ・イントロは大事です。
日本の最高セールスを誇るB’zの楽曲はサビのメロディーをイントロに持ってきてインパクトを出してますよね。
いいリフは口ずさめるので、一番キャッチーなサビの部分がリフにもなったりします。
音楽をあまりわかってなくてもいいね!って思ってもらえる、リフだけで曲が成立しちゃってるようなものを選びました。
有名無名関係なくです。
独断と偏見なのでいくら有名なリフでも入れてないのもあります。
あれが入ってねーじゃねーかよーって思ったらすいません。
年代別にしようかなと思ったんですが、なんとなく関連ある順になっちゃいました。
バンドマンが選ぶ超かっこいいギターリフ・イントロ曲【洋楽編】
■20th Century Boy – T.Rex(1973 / UK)
この曲か、反町隆史POISONかというくらい最強のリフ。
映画「20世紀少年」で使われたりCMでも使われているので知ってる方も多いと思いますが、シンプルで気だるい感じでめちゃくちゃかっこいいですよね!
このリフを聴くと、リフってほんとシンプルでいいんだなと思います。
それゆえ、かっこよくてキャッチーなのを生み出すのは非常に難しい。
ジャンルとしては1970-1975年あたりにイギリスで流行したグラムロックの代表的なアーティストですがデヴィッド・ボウイと違い当時アメリカでの評価はそれほど高くなかったようです。
グラムロックというのはグラマラスなロックという意味で完全に見た目のことを言ってるので音楽的定義は謎です。
ビジュアル系みたいな感じですね。
日本でも影響を受けた人は多数です。しかもこの曲東京でレコーディングされてるそうです。
■David Bowie – Rebel Rebel(1974 / UK)
1974年に発売された「Diamond Dogs」のアルバムから。
ローリングストーンズを彷彿させるリフですが、ボウイがローリング・ストーンズのボーカルミック・ジャガーを驚かせるために「Satisfaction」を元に作ったとされています。
■The Rolling Stones – (I Can’t Get No) Satisfaction(1965 / UK)
イギリスでは3枚目、アメリカでは4枚目にリリースした「Out Of Our Heads」米国版より。
このリフ、この楽曲が、ストーンズを世界的モンスターバンドに押し上げたといっても過言ではないでしょう。
ギターリフはギタリストのキース・リチャーズがツアーの睡眠中に夢の中で浮かんだフレーズだというのは有名な話で、起きてテープレコーダーに録音してまた寝たそうです。
ギターサウンドにギブソン製のマエストロのFUZZ TONE FZ-1という世界初のファズエフェクターを使っていて、ファズというエフェクターを世間に浸透させました。
キース曰くなにかひとつリフを選べと言われたらJumping Jack Flashを選ぶそうですが、この曲はサティスファクションのリフを逆にしたのもので、キース自身サティスファクションのアレンジは当時気に入らななかったそうです。ホーンを入れたかったとか。
しかし、どちらも甲乙つけがたいかっこよさです。
ちなみにローリングストーンズも雑誌のローリングストーンもMuddy Waters – Rollin’ Stoneから名前をとってます。
■Deep Purple – Smoke On The Water(1972 / UK)
でってってーでってっててー
どんな歌メロか忘れてしまうほどのリフのインパクト。
鳩ぽっぽーと同じリズム。おそらく世界で一番有名なリフ。
ギターを始めて最初に覚えるリフはこれが多いんじゃないでしょうか?
有名かつ、簡単。
目玉焼きのようなリフです。
ただ僕としてはこのリフよりも「Burn」のリフの方が断然好きです。
初めてBurnを聴いたときは洋楽にあまり抵抗力がなかったので、な、なんだこのドライブ感!これがハードなロックか、かっこいい!と子供ながらに思いました。
是非合わせて聴いてみてください。
ちなみにDeep PurpleはCreamの前座も努めていました。
■Cream – Sunshine of your love(1967 / UK)
2枚目のアルバム「Disraeli Gears」より。
エリック・クラプトンが在籍していたバンドで有名かもしれません。
リフはクリームのベーシスト兼ボーカリストのジャック・ブルースがジミ・ヘンドリックスのライブを観に行ってインスパイアされベースパートが作られたといわれてます。
この曲はクラプトンのソロライブでもよく演奏されてます。
クラプトンとジミ・ヘンドリックスは仲がよかったらしくお互いのライブを観に行ってたそうですよ。
■Derek And The Dominos – Layla(1970 / UK)
デレクアンドドミノスがリリースした唯一のアルバム「Layla and Other Assorted Love Songs」から。
こちらもエリック・クラプトンが在籍したバンドですが、イギリスからアメリカに渡り、アメリカで組んだバンドです。
デレデレデレデーン
リフももちろんかっこいいですが最後に曲の展開が急に変わり、ドラマチックで違う曲みたいになるとこもよいのでリフだけではなく最後まで聴いてみてください。
今でもクラプトンのソロライブで演奏されてますが、アコースティックバージョンが多いです。もうお年なのでしょうがないですが生でこのリフを聴くのは難しいかもしれません。
クラプトンはローリング・ストーン誌選出「最も偉大な100人のギタリスト」ジミヘンに次ぐ2位と、とても華やかな経歴をお持ちですが、1976年に結構な差別発言をステージ上でして問題になったことがありました。
1970年代のイギリス音楽を語る上で非常に大きなことです。
■The Clash – I Fought the Law(1979 / UK)
アメリカ版ファーストアルバム「THE CLASH」 より。
The Cricketsというバンドがオリジナルですが単純にClashバージョンのイントロが好きなのと話の流れ的に選びました。
THE CLASHはBobby Fuller Fourのこの曲を聴いてカバーをしたのでアレンジはそっちに似てます。他にもDead KennedysやGreen Dayがカバーしているパンクロッカーに大人気の曲です。
ちょっとリフとは話がそれますが、
このクラッシュがバンド活動をしている1970年代のイギリスは経済破綻状態で、国民は不安と不満が爆発寸前、その矛先は第二次世界大戦後に増加した移民たちへ向けられてました。
理由は、安い賃金で呼び寄せた移民に職を奪われるんじゃないかと思ったからです。
街は暴力であふれており、特に黒人やアジア人は襲われたりもしていました。
それだけ追い詰められていて、情報も少なく誤ったプロパガンダが蔓延していた時代なのでしょうがないのかもしれませんが、
この当時、ミュージシャンにも差別がはびこっており、クラプトンやボウイも差別発言をしていたんですよ。
そこで、それに抗議すべく激しく反発した若者が結束し「ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)」を発足させ社会運動を起こしました。
そんなRARの動きにTHE CLASHなどのミュージシャンが賛同。
THE CLASHは積極的に参加し、指示を得て「WHITE RIOT(白い暴動)」のシングルでデビューを飾ります。
今でも差別問題は絶えませんが、こういった背景をみると当時パンクは色んな社会的弱者のために戦っていたように思えます。
何故パンクバンドは立ち上がらなければならなかったのか?
それをドキュメンタリー化した「白い暴動」が2020年の4月より上映になってます。
興味があれば是非ご覧ください。
1978年4月30日の10万人の大行進から終着地での音楽フェスは感動です。
■Rage Against The Machine – Guerrilla Radio(1999 / US)
3枚目のアルバム「The Battle Of Los Angeles」より。
政治的な歌詞のバンドといえばこのバンドもはずせませんよね。
独創的なギターを激しく弾くトム・モレロとそれに合わせてラップするザック・デ・ラ・ロッチャ!
特にこの曲はちょっとミッションインポッシブル感があってめっちゃかっこいい!
このトム・モレロというギタリストはハーバード大学で政治学を先行し主席で卒業するというエリート。
親が左翼的な運動をしていたためそれがバンドにも色濃くでていますが、ワーミーやワウなどのエフェクターを使った独創的なギターを弾くので超人気があります。
しかもこのバンドだけではなく、解散後に組んだオーディオスレイブというバンドでも全米一位を叩き出してます。
アンプにチェ・ゲバラのがプリント?してあるのも面白いですね。
ソロアルバムも豪華なメンバーとコラボしてるので必聴。
■The Kinks – You Really Got Me (1964 / UK)
1964年の8月にシングルが発売され、全英ナンバー1に輝いた。この曲のヒットでバンドはブレイク
デビュー・アルバム『キンクス』に収録されている楽曲。
曲はギターボーカルのレイ・デイヴィスが作ったもの。
本当にシンプルだけどキャッチーに聴こえる。リフに合わせたメロディーもまたキャッチーで良いです。
4つ同じリズムでギターを弾いて3つ目だけ音を変えればリフの完成だ。
■Arrows – I Love Rock ‘n’ Roll(1975 / UK)
Joan Jettのバージョンが有名ですが、オリジナルはこちら。
もうイントロを聴いただけであ、あ、あ、あ、I Love Rock ‘n’ Roll!!!!ってなりますよね。
ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツがリリース7年後にカバーしたことによって世界的に有名になりましたが、こんな名曲なのに埋もれてたかもしれないなんてなんてこったい…。
サビがとにかくインパクトありますが、そのサビのリズムがイントロでそのまま使われています。
僕はドラゴンアッシュでI LOVE HIP HOPって曲の方を先に知ってめっちゃいいってなったくちです。
■The Smashing Pumpkins – Today(1993)
2枚目のアルバム「Siamese Dream」から。
こちらはリフというよりイントロですが、激しい音と強弱をつけることで歌詞の世界観を表現しているように思えます。
可愛い感じもしますが、とてもキャッチーで一度聞いたら耳から離れない。
こちらもドラゴンアッシュが「Grateful Days」でサンプリングしてます。
■Foo Fighters – All My Life(2002 / US)
4枚目のアルバム「One by One」から。
NIRVANAのドラマー、デイブ・グロールがボーカルギターをやっているバンド。
シンプルだけどめちゃくちゃテンションの上がるリフ!
同じコードを同じリズムで刻んでるだけなので、ギタープレイとしては一番簡単なんじゃないかなと思いますが、デイブがやってるように歌いながらは弾くのは結構難しいです。
ミュートができない人はまずこのリフから練習してみてはいかがでしょうか?
■Nirvana – Smells Like Teen Spirit(1991 / US)
2枚目のアルバム「Never Mind」より。
スタジオに入ってこのリフを弾いたらドラマーがジョインしてくる率ナンバーワンの曲です。
クリーンでリフを引いた後に歪みを踏む時が気持ちいんですよね。
シンプルながらちょっとおかしなコード進行を使うことで、気怠さをだし曲自体も、ずっと同じコード進行でいくのでコーラスを使ったトゥテーンというのをマスターすればほぼ弾けます。
ニルバーナは他にもキャッチーなリフが多いです。コードを普通に弾いてるだけなのになんかかっこいいみたいな。個人的に他に好きなのはリチウムとブリードです。
で、このニルバーナと仲が悪いのがGuns N’ Rosesです。あ、モトリーもそうか。笑
とはいえ、もともとアクセルローズはニルヴァーナのファンだったのにカートが一方的にガンズを批判したので対立関係になっただけで、アクセル以外のメンバーは和解して新たに組んだVelvet Revolverではカバーまでしています。
■Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine(1987 / US)
ファーストアルバム「Appetite for Destruction」より。
スラッシュによるアルペジオが印象的ですが、本人曰く適当に弾いたフレーズらしいです。
案外リラックスして適当に弾いてた時の方がいいのがでてくるのかもしれません。ミスチルの櫻井氏はシャワーを浴びてる時に曲を思いつくみたいなこと言っていたような…。
ジョークでこんないいリフがでてくるなら最高ですね。
■Motley Crue – Shout At The Devil ’97(1997 / US)
オリジナルは彼らの2ndアルバム「Shout At The Devil」に収録されてる曲ですが
アレンジを加えセルフカバー。
オリジナルよりかっこよくなってます。
派手な見た目でガンズと共にハードロックシーンを盛り上げてきたモトリークルーですが、その半生を綴った映画「The Dirt」が今ネットフリックスで公開されてるので観ればどんなバンドかよくわかると思います。
今観るとちょっとひいちゃうような事もあるかもしれませんが、つくりあげられた憧れのロックスター像のなかで自分を表現するのはなかなか大変。
ミュージシャンは生き様も大事ですし時代、時代で価値観やルールも変わりますのでそれが音にでているのかもしれません。笑
いい人間が、いい曲作るわけではない。ということです。
ちなみにモトリークルーは各ソロでの音楽もとてもかっこいいので是非聴いてみてください。
特にベースのニッキー・シックス、ドラムのトミー・リーがおすすめ。
■Velvet Revolver – Dirty Little Thing(2004 / US)
ガンズのメンバーにストーンテンプルパイロッツのボーカルが加わったスーパーバンドの1stアルバム「コントラバンド」からの一曲。
個人的にはこういった攻撃的なリフが好きでこれだけでご飯何杯でもいけます。
ボーカルを決めるまで時間をかけたのでその間に作りためた曲がたくさんあり、ファーストアルバムはとてもクオリティーが高くどの曲もリフがかっこいい。
残念ながらボーカルのスコットはバンドを脱退し、その後ストーンテンプルパイロッツに戻るが、それもクビになり、ドラッグで死んでしまいました。
このような攻撃的かつけだるいリフを作れれば、一部のロックキッズをうおおおおおおおとさせることが可能でしょう。
Simとかが好きなら聴いてみるといいと思います。「Come On, Come In」という曲もリフがかっこいいです。
■Stone Temple Pilots – Sex Type Thing (1993 / US)
1stアルバム「Core」から。
死んでしまったスコットウェイランドがボーカルをつとめたバンド。
■Lenny Kravitz – Are You Gonna Go My Way(1993 / US)
3枚目のアルバム「Are You Gonna Go My Way」より。
チョーキングを織り交ぜたシンプルでキャッチーなリフ。
本当にリフだけでガンガン突き進んでいく曲ですが、レニークラビッツ自身はロックだけではなくソウルやファンク、R&Bまで精通しているアーティストでマルチなプレイヤーなので彼のアルバムを聴くと勉強になると思います。
ちなみに同じ高校の一個下にスラッシュがいたそう。想像するとなんかウケる。
レニークラビッツ「あれ、スラッシュ君だよね?ギターやってるんだって?」
スラッシュ「ああ、君もやってるんだろ?噂は聞いてるよ」
レニー「ああ、でも本気でやるために高校は中退するんだ」
スラッシュ「そうなんだ、高校中退か….俺も考えていたところなんだ」
レニー「そうか。いつか有名になってコラボできたらいいな」
スラッシュ「ああ」
でコラボしているのがAlways On The Runって曲です。会話は僕が勝手に作りました。すいません。笑
ちなみにスコットウェイランドの代わりにヴェルヴェットリボルバーのボーカルの誘いもうけてるが断っています。
■Backyard Babies – Minus Celsius(2004 / SW)
4枚目のアルバム「Stockholm Syndrome」より。
開放弦をうまく使ったリフでめっちゃかっこいい!
Velvet RevolverやAC/DCに認められツアーで前座を努めていたのが彼ら。
リフに非常に力を入れていてキャッチーなリフものが多いので他のも紹介したいんですが詳しくはこちらをご覧ください。
ギタリストのドレゲンはTHE WiLDHEARTSのジンジャーとのプロジェクト「スーパーシット666」をやっていました。
■THE WiLDHEARTS – I Wanna Go Where The People Go(1995 / UK)
2ndアルバムP.H.U.Qから。
ビートルズとメタリカを融合させたバンドなんて言われたりもしてますが、確かにメロディーはポップでキャッチー、リフはハードというバンドです。
名曲がかなり多いですが、なかなかの荒くれ者でおそらく信念を持ってやっているのでメンバーの解雇・脱退、所属レーベルとの喧嘩で90年代初期の勢いは後期にさしかかると下火になりました。
ボーカルのジンジャーはマリリンマンソンが嫌いみたいです。笑
■Marilyn Manson – mOBSCENE(2003 / US)
3部作を作り終え、新たな一歩を踏み出した4枚目のアルバム「The Golden Age of Grotesque」から。
デジタル感のあるサイケデリックなリフ!ぶっとんでてかっこいい!
マリリンマンソンの曲ですと、「Sweet Dream(カバーですが)」「The Beautiful People」なんかが有名でリフもかっこいいですが、あえてこの曲を選んだのは単純に僕がこのリフが非常に好きだからです。
■Eagles – Hotel California (1976 / US)
キャッチーで切なくなんとなく情景がうかんでくるようなアルペジオ。このリフを作ったのはイーグルスのドン・フェルダーだが再結成したイーグルスでは解雇されてしまうという。
ホテルカリフォルニアという名前のホテルはないが、「ビバリーヒルズ・ホテル」という名前でホテルは存在します。気に入ったら是非訪れてみてください。そこでこのリフを弾けば誰かに声をかけられるでしょう。
■The Doobie Brothers – Long Train Runnin’ (1973 / US)
3枚目のアルバム「The Captain and Me」から。
カッティングリフといったらこれですよね。
これを聴いたらとりあえずカッティングしたくなります。
■Roy Orbison – Oh, Pretty Woman(1964 / US)
散歩にでかけて、へい!そこの彼女と声をかけたくなるリフですよね。
映画「プリティー・ウーマン」や日本のテレビ番組でもよく使われているので聴いたことある人は多いはず。
ビル・ディーズの共作で、ロイの妻のクローデットにインスパイアされて作られたものです。
■Jonny B Good – Chuck Berry (1958 / US)
ロックンロールのスタンダード。
これぞロックンロールって感じるリフです。
ジョンレノンが敬愛するアーティスト。チャックベリーのリフを使ったスタイルは後のロックミュージシャンに多大な影響を与えていて、
ビートルズ、ザ・ビーチ・ボーイズ、エルヴィス・プレスリー、エアロスミス、AC/DC、ジミ・ヘンドリックス、ジョニー・ウィンター、ジューダス・プリースト、セックス・ピストルズ、プリンス、グリーン・デイ、The Routers、チューリップ、布袋寅泰
というとてつもないアーティストにカバーされています。
これをみるととりあえず売れるにはコピーしないといけないのかな?と思っちゃいます。
しかし、簡単そうに聴こえて初心者にはなかなか難しい…。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中でマイケル・J・フォックスが演奏してたのも印象的でしたね。
■Eddie Cochran – Summertime Blues(1958 / US)
こちらもロックンロールのスタンダード。多くのアーティストからカバーされてます。
エディーはプロのセッションギタリストとして数々の音源に参加。自分でだしたシングルよりもギタリストとして参加した楽曲の方が多いという。「Go, Johnny, Go!」というチャックベリーが出演している映画にもスペシャルゲストとして参加しています。
ただ残念ながらエディ・コクラン車の事故で若い頃に他界してしまっています。
ロックンロールが非行の原因だとされて批判されていた時代で、下半身を動かしながら歌ったら逮捕だったそうですよ。
■21st Century Schizoid Man – King Crimson(1969 / UK)
ファーストアルバム「In the Court of the Crimson King」より。
ジャズとロックの合体したような楽曲なので曲の途中は正直わかりずらい部分もあるかもしれないです。
いわゆるプログレといわれるジャンルでリズムは4分の4拍子、または8分の6拍子で構成されており、アウトロの部分はフリーテンポとなってます。
■Aerosmith – Walk This Way(1975 / US)
3枚目のアルバム「Toys in the Attic」より。
かっこいいんですけど、踊るさんま御殿しか思い浮かんでこないですよね。
いいリフの宿命で結構日本のテレビやCMに使われてることでそのイメージしかわかないという。
でもしっかりライブ映像でみるかっこいいです。
ということでもう一曲。
■Elvis Costello – Veronica(1989 / UK)
12枚目のアルバム「Spike」より。
目覚ましテレビしか浮かんでこないですよね。
コステロの曲の中でも明らかにキャッチーだったので調べてみるとポールマッカートニーと共作という。
明らかにイントロのキャッチーさが頭4つくらい突き抜けてますよね。
ポールは本当にソングライターとして秀逸すぎる。
コステロはこの曲で始めて全米トップ20に入りました。
■The Beatles – Birthday (1968 / UK)
10枚目のアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム)より。
こりあらも「バカ殿」のイメージがある人が多いかも。
誕生日会でハッピーバースデーを歌うって時にこの歌を歌う人はあまりいないですよね。
でもポールが「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」に代わるバースデイ・ソングを作ろうとして書いたもので、作詞・作曲からレコーディングまでを1日で完了したそうです。
天才としか思えない。リフだけで曲が完成しちゃってますね。
実質的にはポールがメインで作ったようですが、一応最強コンビ、レノンマッカートニー作です。
ポールマッカートニーのライブにいくとよくわかりますが、ビートルズのイントロの破壊力は別格で有名曲はほとんどがイントロからおとしにかかってきます。
この曲にはオノ・ヨーコ氏もコーラスで参加してます。
■Weezer – Say It Ain’t So(1995 / US)
1stアルバム「Weezer (The Blue Album)」 から。
繊細でセブンスを使ったお洒落で落ち着いた、どこか切なさを感じるリフです。
Weezarの中ではトップクラスに人気の曲ですが、歌詞の内容は子供の頃にアルコール中毒ででていってしまった父親に向けた結構ヘヴィーな内容の曲です。
個人的に父親がいなかったりしたミュージシャンはいい曲を書くというイメージが…。
■Blur – Song 2(1997 / UK)
5枚目のアルバム「Blur」より。
最初の枯れたようなギターの音がめちゃくちゃいいですよね。
その後いきなり激しくなるサウンドも気持ちいいです。特にブリブリのベースが最高。
コード進行もずっと同じで強弱を繰り返す感じがNirvanaのSmells Like Teen Spiritに似てます。
実はこの5枚目のアルバムはアメリカの音楽から影響をうけて作られたんです。
ブラーはグランジブームのアメリカで売れてない頃にどさ回りをさせられまったく相手にされなかった経験から、英国的な音楽をやると決めて活動してました。
世界的にアメリカ音楽の勢いがありレコード会社もアメリカ的なサウンドにするようにとプレッシャーをかけてきた中、ボーカルのデーモンは反動的な「愛国的音楽」のムーブメントがおきるからと説得し制作を続けました。
予想通り後にイギリスでブリットポップというムーブメントが起きその中心バンドとして盛り上げていたたわけですが、マスコミはほぼ同時期にデビューしたオアシスと比較し煽らるられようになりそれに疲弊したバンドは活動を一時休止。
デーモンの「ブリットポップは死んだ」の言葉とともに発売されたのがこの5thアルバムで、ずっとブリットポップの代表格としてアイデンティティだったロンドンのことを歌ってましたが、それをやめて当時にハマっていたアメリカのバンドに影響を受けたサウンドにしました。
皮肉にもそれがアメリカで初の大ヒット。
ボーカルのデーモンは5thアルバムを出した翌年の98年にはバーチャル覆面音楽プロジェクトゴリラズを始めてブラーを上回る成功をおさめてます。
■Bloc Party – Helicopter(2004 / UK)
ファーストアルバム「Silent Alarm 」より。
ロンドンのアートスクール出身のバンド。
音使いにしろアレンジにしろアーティスティックで知的さを感じるリフ。
ボーカルギターのケリー・オケレケはSilent Alarm発売まで親にバンド活動のことは秘密にして英文学を勉強していたらしいです。かわいい。
ロックにパンク・テクノ・ダンスミュージックなどの要素を組み込みこんだかっこいいバンドです。
この曲のリフはツインギターで同時に弾いているので1人だとこの感じにはならないと思います。
■The Strokes – Reptilia (2004 / US)
2ndアルバム「Room on Fire」から。
曲の中で終始独特なリフがなってます。それに合わせる歌メロもまた独特。
リフの感じからして最初イギリスのバンドかなと思っていたんですが、アメリカのロックバンド。
アメリカよりイギリスでの方が評価は高かったようで、イギリスで先に火がついて逆輸入的にアメリカで売れた感じです。
ミュージックビデオの中でフレットの抑え方がでてくるのでコピーしやすいはずです。
■The Killers – Mr. Brightside(2004 / US)
ファーストアルバム「Hot Fuss」より。
こちらもアメリカのバンドですが、この頃はニューウェイブ、ポストパンクから影響をうけたガレージリバイバルがおきてアメリカのバンドがイギリスっぽい音楽をやって売れてた気がします。
こちらもアメリカよりイギリスでの方が人気があります。
彼らはインディーロックという謎のジャンルにカテゴライズされてます。
■The White Stripes-Seven Nation Army(2003 / US)
アルバム「エレファント」から。
リフはジャックがオーストラリアでサウンドチェックしていた時にできたそう。
いやギターリフじゃないじゃんとお思いかもしれませんが、ベースみたいな音はセミアコをワーミーを使って1オクターブ下げた音なのでギターなのです。
※ワーミー:音を1オクターブ上げたり下げたりできるエフェクター
■Arctic Monkeys – Brianstorm(2007 / UK)
2ndアルバム「Favourite Worst Nightmare」より。
最初から最後までリフで乗り切る楽曲。
テンポが速くてまさにブレインストームって感じ。
この曲は大阪で出会ったTシャツにネクタイの奇妙な人物にインスパイアされ誕生したという。
その時の彼の名がブライアン。
はい、
ブレインストームと読んでいた人!(私)
ブライアンですよ。ブライアンストーム。
彼らが影響を受けたのはそう、レッドツェッペリン。
■Led Zeppelin – Stairway To Heaven(1971 / UK)
このリフを弾けば天国に行けるといわれているリフですね(嘘)
■Rooster- Come Get Some(2005 / UK)
ファーストアルバム「Rooster」から。
ドラムのグルーブとギターの絡みが最高に渋い。
これを書いてる時になんとなくレニークラビッツ「Are You Gonna Go My Way」のテンポを落とすとちょっと似てるなと思いました。
このチョーキングとリズムを使ったリフを他の音で代用すれば名リフが生まれるかもしれません。
逆にこのバンドはイギリスのバンドだけどアメリカっぽい感じがします。
■Sum 41 – The Hell Song(2003 / CA)
3枚目のアルバム「Does This Look Infected?」から
ポップでパンクなんだけどメタリックで開放弦をうまく使った疾走感のあるリフ。かっこいい。
それを担当していたのがギタリストのデイヴ・バクシュ。
しかし、とことこんメタルをやりたいという理由でデイブは2006年に脱退。
2015年に戻ってきたはいいが、メタルソングの担当で歌っていたドラマーのスティーヴ・ジョクスが脱退してしまった…。
ポップな曲もあり、ハードな曲もあるパンクバンドは理想的じゃないでしょうか。
とにかく曲もキャッチーなのでロック少年はコピーしたくなる事間違いなし。
■The Offspring – Pretty Fly (For A White Guy)(1998 / US)
“]5枚目のアルバム「Americana」から。
なんか呑気な感じだけどあがるリフ。chillリフです。
オフスプリングはデクスター・ホーランドの歌声もそうですが、リフが特徴的で「あ、オフスプっぽいね」というオリジナリティーをシンプルながら確立していてすごいと思います。
オレンジレンジのロコローションとか好きな人は好きかも。
ちなみにロコモーションはShampoo 「Trouble」、Kylie Minogue 「The Loco-Motion」のパクリだみたいなことが言われてましたが、僕はまちがいなくこちらの方から影響を受けてるんじゃないかなとふと書きながら思いました。
■Green Day – American Idiot (2004 / US)
7枚目のアルバム「American Idiot」より。
グリーンデイらしいシンプルながら勢いのあるリフです。
このアルバムのコンセプトが「反戦」になっていてイラク戦争を始めたブッシュ政権、それを許したアメリカを批判している内容です。
もともとは違うアルバムを作っていて、その間に戦争が始まり、作ってたアルバムのマスターテープが盗まれたので一から作り直したというかっこいいエピソードがあります。
ちょうどデビューアルバム「Dookie」から10年の節目を迎え、このアルバムで再評価を得てパンク史上初のグラミー最高賞「最優秀レコード賞」を受賞しました。
リフもそうなんですが、よく3ピースのパンクバンドでこんなにもネタ切れせず良曲を生み出し続けれるなと感心します。
■Iron Maiden – The Trooper(1983 / UK)
いきなり全開!パワフル全開!フルスロットル!
ハードロックツインギターといえばアイアンメイデンですよね。
X JAPANとか聖飢魔IIのツインギターのアンサンブルはアイアンメイデンから影響受けてると思います。
なかなか1人で弾くってなると難しいかもしれませんが、ツインギターのハードロックが好きなのであれば是非アイアンメイデン聴いてみてください。
ハードロックの中ではキャッチーな曲が多くて聴きやすいと思います。
■The Police – Every Breath You Take(1983)
哀愁漂いまくりですが、ポリス独特の雰囲気が出ている超名リフです。
なんとなくイメージ的にはクリスマス、雪って感じのリフなんですけどみなさんの印象はどうでしょうか?
「夜中に目が覚めて、頭の中にあの一節が思い浮かんだ。”君の息づかいも、行動もすべて、僕は見ているよ(Every breath you take, every move you make, I’ll be watching you)」
ロマンチックな歌詞…。
に見えますが、別れた女性に対する歌詞なので明らかにストーカーちっくで怖いです。
作者のスティングもインタビューで悪意に満ちていると答えているのでそういうことなのでしょう。
この曲リフが似てる気がする。
■Michael Jackson – Beat It(1983 / US)
6500万枚売れたモンスターアルバム「Thriller」から。
マイケルジャクソンといえばダンスですが、この曲はハードロックとR&Bが見事にコラボしていてギターリフがガンガン前にでていてかっこいいです。
ギターソロはなんとヴァンヘイレンが弾いてるんですねー。
バンドとかも結構コピーしてたりしますが
Fall out Boyのカバーがとてもいいです。パロディー化してる人が多いのにちゃんとカバーしていてミュージシャンとしてのリスペクトを感じます。ギターソロはジョンメイヤー。
PVには本物のギャングが参加してるってのもロックですよね。笑
■Fall Out Boy – The Take Over, The Breaks Over(2007 / US)
3枚目のアルバム「Infinity on High」より。
この曲のリフはボーカルのパトリックが敬愛するデビッドボウイの「Rebel Rebel」からインスパイアされて作られたそうです。
ゲストギタリストで元Panic!at the DiscoのRyan RossとNew Found GloryのChad Gilbertが参加してソロを弾いています。
最初の頃はエモバンドっぽかったのに徐々にR&Bとロックを融合させたようなジャンルを確立させた気がします。
バンドをやってた時はこんな曲が作れたらいいなと思ってました。
■John Mayer – Neon(1999 / US)
このリフはセクシー、渋い、きゃーですよ。
弾くの自体かなり難しいですが、ジョンメイヤーのように歌いながら弾けたらたぶんモテます。
ジョン・メイヤーは日本に留学経験もあり浮世絵のタトゥーをいれるくらい日本が好きでライブでも日本語を披露してましたが、彼がバークリー音楽大学に教わっていたのはトモ藤田氏という日本人にしてバークリー音楽大学で教授をやってるというすごい人。
彼がだしてるギター教則本がすごく面白いので是非見てみてください。バークリーで教えてる事が学べます。
最初からこれやってたら上達の近道になっただろうなと今だと思ったりします。
■Bon Jovi – It’s My Life(2000 / US)
7枚目のアルバム「CLASH」より。
ギターで弾いてる部分はどんどんのところだけなんですがギタリストのリッチー・サンボラがトーキングモジュレーターを使っているのでバウバウって聴こえると思います。
トーキングモジュレーターっていうのはエフェクターの一種なんですがチューブとかを口でくわえて口の中で音を共鳴させてそれをマイクで拾うというもので楽器の音がしゃべってるみたいになります。
あまり使ってる人を生でみたことはないので人と違うサウンドを出したいのであれば試してみる価値あるかもしれません。
ちなみにヴォコーダーってのもあってそれはマイクの音をフィルターを通して音を変えるものなので口の中の共鳴音をデジタルでやってしまうものなので別物です。
■U2 – Vertigo(2004 / IRL)
11枚目のアルバム「How to Dismantle a Atomic Bomb」から。
iPodのCMでも流れましたが、スペイン語で1234とカウントの後に入ってくるエネルギッシュなリフは最高にあがりますよね。
こんなにストレートでシンプルリフってのはU2では珍しいですが、やはりそこはU2のギタリストエッジの音作りによって「らしさ」がでていると思います。ブラッシングの音にもこだわりを感じますね。
U2の音ってディレイは特にですが本当にすぐにわかります。
リフのインスピレーションは、1957年のFender Deluxeアンプに接続してから20分以内に生まれたそうです。
■Jet – Are You Gonna Be My Girl(2003 / AU )
ファーストアルバム「Get Born」からの一曲。
イギー・ポップの「Lust for Life」とリズムやなんとなくの雰囲気は似てますが、ありそうでなかったこのキャッチーすぎるリフ。
聴いただけでダンスしたくなります。
ベースから始まるのでギターリフに入れていいのか迷いましたがギターも入ってくるんでありにしました。
■Red Hot Chili Peppers – By The Way(2002 / US)
8枚目のアルバム「By The Way」より。
ジョンフルシアンテのリフはかっこいいのがたくさんあるので迷いましたがシンプルかつキャッチーなリフといえばこれははずせないです。
■The Donnas – Take It Off(2002 / US)
5枚目のアルバム「take it off spend the night」より。
オープンカーに合いそうな痛快なリフ。
彼女らは同じ学校に通っていた友達で結成されていてずっとメンバーチェンジもほぼなく精力的にツアーを回ってました。
女性だと結婚などの問題が発生するのでなかなかバンドを続けづらいという宿命がある中で自分が好きな事を続けるというのはバンドウーマンにとっては勇気を与えていたんじゃないでしょうか?
この後の彼女らはさらにメタルよりになってきましたが、ガールズバンドの可愛い感じじゃなく、骨太ロックって感じでかっこいいです。
■Linkin Park – Given Up(2007 / US)
リンキンパーク3rdアルバム 「Minutes to Midnight」から。
過去2枚のアルバムのデジタル感とヘヴィー感が薄れ、アナログで生々しいギターサウンドやベースが前面に出てくるアルバムになり、当時は賛否両論あったがコンセプトに溢れた素晴らしい作品。
そんな3rdアルバムの一曲目がこの曲。ミドルが効いたクランチの音もかっこいいし、ブラッシングがくるぞくるぞ感を半端なくだしてますよね。
最初に手を叩いてる時にキーがジャラジャラ鳴る音聴こえますか?
ギタリストのブラッドがユニークさを加えるためにトラックを幾度にも重ねたサウンドだそうです。
■Survivor – Eye Of The Tiger(1982 / US)
サバイバーの3作目のアルバム「Eye of the Tiger」の1曲目に収録されている曲。
シルヴェスター・スタローン自身の依頼で作曲されたものらしく、ロッキー3のテーマ曲になってます。
この曲ながして一度どこかに入場してみたいです。テンション上がります。
■Hoobastank – Crawling In The Dark(2001 / US)
ファーストアルバム「Hoobastank」より。
Just oneとどちらにしようか迷いましたがディレイを使ってたのでこっちにしました。
ちょっと初心者には難しいかもしれませんが、フレーズ的にはそれほど難しくはないのでディレイを買って学べばすぐに弾けるようになると思います。
■Lostprophets – Burn Burn(2004 / UK)
2枚目のアルバム「Start Something」より。
残念な事件があり、解散してしまいましたがこの曲のリフがかっこいいのは間違いない事実です。
残されたメンバーはNo Devotionというバンドを結成して活動してます。
ということでいかがでしたたでしょうか?
書いていて思いましたが、最近はギターリフが少なくなってきてると感じます。
それが証拠に2010年以降のギターリフはほとんどのせれませんでした。
僕が知らないだけか、本当にないのか。
もしいいリフの曲があれば是非教えてください。