路上(ストリート)ライブを始めるのに必要な機材は?
ある程度楽器が弾けるようになると、人前で演奏したくなりますよね?
いや、家でやってるのが楽しいからって方もライブした方が飛躍的にうまくなるので下手くそでもやることをお勧めします。
ライブもいろいろありますが、その中でもお金がかからず、自分のスケジュールで気軽にできるのがストリートライブです。
今回はそんなストリートライブをやりたい人に
・ストリートライブはどんな機材が必要なのか
をお伝えしていきます。
路上(ストリート)ライブを始めるのに必要な機材は?
・楽器
・アンプ
・マイク
・マイクスタンド
・シールド
・譜面台
・キャリーカート
・音源、フライヤーなど
色々なストリートパフォーマーの人がいますが、ざっとまとめるとこれくらいは必要になってきます。
機材はどうやって選べばいいの?
・音量、音質に気をつける
・コスパがいい
まずは、この3点を重視して購入されるのが良いかと思います。
全部をスーツケースにまとめて入れれると、とても利便がいいです。どこにでも行けてライブができてしまいます。
■移動がしやすい
車で移動するのであれば問題ありませんが、電車とかだと重たいアンプと楽器を持ち運ぶのは結構きついです。
ストリートライブは、場所をとるのに結構動き回ったりしますし、他の人が演奏していたり、場所を変えてみたり、警察がきて移動したりと結構大変です。
なのでなるべく重さや、コンパクトに収まるものを選びましょう。
■音量、音質に気をつける
音質もですが、特に気をつけたいのは音量です。
あまりにも小さいものだと音も小さかったりするので家では大丈夫でもいざ街中で演奏すると車の音などの雑音が想像以上にでかいのであまり聞こえなかったりします。
アンプを使う場合はW数が書いてありますので確認しましょう。
■コスパがいい
最初から高いものを買ってしまうと、思ってた感じと違ったり、道ゆく人々の反応が冷たすぎて心が折れて続かなかった時にもったいないのでコスパがいいのを選びましょう。
楽器
オケを流して歌を歌うだけなら必要ありませんが、とりあえずなにかしらの楽器は必要です。
ストリートライブで一番人気があるのはアコースティックギター。
持ち運びやすくてまさにストリートライブと相性バッチリです。
生音でも十分大きな音はでますが、おそらく街中の雑踏のなかですとほとんど聴こえなくなってしまう可能性大です。
もしこれからアコースティックギターを買うならピックアップが内臓されたエレアコというのを選びましょう。
ギター Epiphone (エピフォン) ハミングバード
エピフォンはギブソン傘下にある有名なブランドで、コスパが良く、音もしっかりしているので最初のギターにはおすすめです。安いエレアコを探した時はこれが一番安かったです。
トラベルギターといってサイズがワンサイズ小さいものもありますのでそちらもおすすめです。
エドシーランが愛用していたLX1Eというギターがあって、今LX1REというのがでているのでそちらなんかいいんじゃないでしょうか。僕が個人的に欲しいギターです。笑
アコースティックギターにピックアップがついていない人はつけないといけませんが、ピックアップは取り付けるまでどんな音になるのか分からず結構バクチです。
ピックアップで個人的に一番お勧めなのは、
デュアルのピックアップL.R.Baggs(エルアールバックス) Anthem SL
こちらはマイクとマグネット合わせ技のデュアルピックアップがちょっと高いですが、納得いく音になる可能性大です。
ギターを改造したくはない、もっと気軽にという人におすすめなのはこちら。
クリップ式ピックアップ iRig Acoustic Stage
改造する必要もなく、アコギのホールのところにクリップ式のマイクをつけるだけ。
簡単に取り付け可能でマイクで録ったような音がでます。レコーディングにも重宝すると思います。
シールド CANARE
ここから定番3点セットが並びます。コスパのいいシールドです。
ストラップ ERNIE BALL
こちらもド定番のストラップ。長く使えるいいストラップだと思います。
カポタスト KYSER
こちらもTHE 定番。簡単に取り外しができるのでおすすめです。
Roland ローランド/GO-61P GO:PIANO エントリー・キーボード
ピアノで弾き語りをやるという人は電子ピアノ。
こちらは軽くて、Bluetoothも対応していて、MIDIキーボードにもなるので便利です。
KORG キーボードシンセサイザー KROSS 2-61-MB
もっち色んな音が欲しい人はシンセ。
キーボードスタンド PLAYTECH
軽いキーボードスタンドです。キーボードを使うなら必須です。
カホン Pearl ブームボックスPCJ-633BB
ドラマーの人も一緒にやるならカホン。一緒にやるだけで、かっこよくなります。
アンプ
アンプは非常に大事ですが、ストリートライブだと定番のものがあるのでそちらを使っておけば特に問題はないと思います。
選ぶ基準としては
・電池式かどうか
・いくつの音がだせるのか(何人でやるかによる)
ここら辺を気をつけておけば問題ありません。
Roland ステレオアンプ CUBE Street EX
こちらは絶大な人気を誇るCUBE Streetのグレードがひとつ上のタイプです。
CUBE Streetが15Wに対しこちらは50W!単三電池8本で稼働可能。
ストリートライブでは非常に使っている方が多いこちらのアンプ。なにが人気かといえば、値段と持ち運びやすさとW数。
路上ライブといえばこれ!という感じで定番化しているようなアンプです。
音が雑踏に紛れてしまって届かないことがありますが50Wあれば安心です。しかも重さは7kgという持ち運びやすさ。
Roland アコースティック ギター アンプ RoLand AC-33
1人で使うのであればこちらがおすすめ。
W数は15WですがACアダプタをつなげば倍の30Wになります。
重さは4.7kgで非常に軽く、大きさも非常に小さいので大きめのバックパックにも入るので旅行とかにも持っていけます。
コーラス、ループなどのエフェクトも内蔵されており、音がとてもよく、弾いていて気持ちいので、音重視でいきたいという人は若干お高めですがこちらを選ぶと満足いくと思います。
マイク
マイクもピンキリで安いものから高いものまでかなり種類があって選ぶのが難しいです。
ライブハウスやレコーディングスタジオで使われてるのはSHUREというメーカのものが多いですが、金額は結構するので無理して最初から買う必要はないです。
CM5/S スイッチ付ダイナミックマイク
金額抑えたものですと、お勧めはクラシックプロ。サウンドハウスで買うと1000円で買えてしまいます。SHUREの1/10の金額。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5S ダイナミックマイク
またはベリンガーのマイクも3000円ほどです。
ベリンガー ダイナミックマイク ボーカル ULTRAVOICE XM8500
共に評価も高いです。
僕も2000円ほどで買ったノーブランドの安いダイナミックマイクは10年以上普通に使えているので金額が安くても普通に使えます。あとは好みの問題です。
マイクスタンド CLASSIC PRO MSB
ちょっと重いですが、しっかりした作りの割に安いというクラシックプロの奇跡。
マイクスタンドケース TAMA MS-BAG
安い、軽い is 正義です。クラシックプロのマイクスタンドを入れてさらに楽譜スタンドも頑張れば入るというサイズ感です。
マイク用シールド CANARE
アンプが2本までしかさせないので、マイク2本+ギター1本使えるようにY字ケーブルがあるとちょっと便利です。
譜面台 Rayzm
譜面やiPad miniを置く用に譜面台はあった方がいいんですが、軽い譜面台だと人がちょっと当たったり、強い風が吹いた時に倒れてしまいます。
特に人が多いところで譜面台にiPadなんか置いていたら気が気じゃありません。
そういった場所でやろうと思っている人はもう少しお高めのをおすすめします。
あると便利なもの
ルーパー tc electronic DITTO X2 LOOPER
ルーパーをつかうと面白いことが色々とできます。こちらの動画をご覧ください。
ルーパーの女王KT Tunstallというミュージシャンですが音を重ねていって一人では演奏できないようなことができますのでストリートでやったら目立ちます。
彼女が使ってるのはAKAIのHEAD RUSHというルーパーです。
色々種類はあるのでBOSSのものでもなんでもいいと思いますが、僕がおすすめなのはtc electronic 2ボタンルーパーのDITTO X2 LOOPERです。
iPadとアンプに繋ぐケーブル Ugreen 3.5mm Stereo
iPadとつなげて打ち込みを流すとストリートは面白くなります。使えるのはガレージバンドのlive loopというアプリ。
折りたたみカウンターチェア KOEKI
アコースティックギターは立って弾くよりも座って弾いた方がかっこいいし弾きやすい。
そんなお考えに賛同してくれる人はご検討ください。
こちらはちょっと座面が高めカウンターチェアなのでよりかっこよく弾けると思います。荷物は増えてしまいますが他の人と違いを出したい、座って弾くようなプレイスタイルの人向けです。
エネループと急速充電器 8本用
毎回電池を買っているとコストがかかってしまうのでエネループの購入をおすすめします。
8本一気に充電できるタイプだと便利です。
指なし手袋
冬に演奏する場合は手がかじかみます。手袋しましょう。
AMIR キャンドルライト
ロマンチックな雰囲気にしたい方は是非。
ブラックボードとポスカの白ペン
自分たちの名前を知ってもらうためにやっているので、ブラックボードはかなり重要です。しっかりとアーティスト名を書いてアピールしましょう。
とにかく大きめなもので目立つようにしましょう。
CD置き
売る音源がある場合はCD置きがあると見栄えがよくなりまし、CDだしてるのか〜ってなるのでアピールにもなります。
以上、ストリートにおすすめ機材まとめでした。ストリートライブは禁止されてる事なので警察がきたりしてへこむこともあると思いますが、知らない人に無料でアピールするにはとてもいい方法だと思います。
あとは、ストリートライブをやる時にビデオ撮影もして、そのまま生配信、もしくはYouTubeチャンネルなどを作ってそこにアップしていくと効率もいいと思います。
じゃあどこでやればいいの?
機材が揃ったらさっそく演奏しに行きましょう。
でも、いったいどこでやればいいのか?
おすすめは、特急が止まるような大きめの駅近くです。
実際にいざプレイするってなるとかなり勇気がいりますのでまずは駅周辺で演奏してみて、駅の中心に移動とかでもいいと思います。
僕は公園でもやっていましたが、公園よりは駅の方が反応はありますね。
人が1人立ち止まるとおもしろいもので相乗効果でどんどん増えていきます。
ただ、とにかく人が多いとこでやらないとこういったこともおきづらいので勇気をだして人が多いとこでやってみてください。
また、場所によっても全然反応がちがったりします。個人的には吉祥寺がよかったです。
今はライブ配信が主流になりつつありますが、ストリートライブも実際にやってみるとまた違った魅力を感じることができると思います。いかに人が冷たく通り過ぎていくかなどもわかり、ハートも鍛えられます。笑
でも、もしかしたらあなたの周りに人が集まってくるかもしれません。
是非がんばってください。