京都祇園の路地奥にある古書店「Books & Things」
大阪・京都旅行にて、京都の祇園のお店巡りを敢行しました。
今回は、PASS THE BATON KYOTO GIONから徒歩5分ほどの路地奥にひっそりとある古書店「Books & Things」へ行ってきました。
古書店「Books & Things」
もともとこのお店の店主さんのブログが好きで、よく読んでおりました。本の知識が豊富なのでとても勉強になるのです。アート系の本に興味がある方におすすめしたいブログです。
祇園四条駅から徒歩3分、祇園の古美術街にあるBooks & Things。グーグルマップを片手に場所を探したのですが、目的地を何度も通り過ぎて行き来してしまうほどさりげない場所に看板がございました。
入り口はこんな感じ。
小道を進んで一番奥にお店があります。
こちらの小さな灯りが目印。
お店の前の置物も趣があって素敵です。
天気良すぎて思いっきりHamaji写り込んじゃいましたけど、入り口はこのようにピンポンを押して入るタイプです。
中は畳になっており、靴を脱いでお邪魔します。古い町家の雰囲気がそのまま生かされており、本が好きな人や、畳が好きな人はとても落ち着く空間です。本棚には、海外を中心とした、国内外のアート、建築、芸術関連の古書がたくさん。
Hamajiも洋書のデザイン本が好きでよく買い集めたりするのですが、本のルーツや内容は、全て英語や他国の言語で書かれているので、しっかり調べないとビジュアルでしかわからないことが多いです。しかしBooks & Thingsの店主さんは、置いてある全ての本の内容をしっかり理解しているので、手に取る本1冊1冊の説明を詳しく教えてくれます。
カッサンドルがデザインしたNicolasのワインカタログ
この日Hamajiが手に取った本は、主にグラフィックデザイン関連の本と、七宝焼きの本。全ての本の背景や解説がとても面白くて、結局3時間近くも長居してしまいました。笑
8冊くらい欲しい本があったのですが、お値段が張るものが多いので予算オーバー、、。
一番気になっていた、カッサンドルがデザインしたという、フランスのワイン商Nicolasが1936年に発行したワインのカタログを購入しました。
カッサドルは、豪華客船Normandie号のポスターでとっても有名なフランスのグラフィックデザイナー(1901-1968)です。デザインを志す者であれば必ず名前を聞いたことがある有名なデザイナーでございます。
そんな彼がデザインしたワイン商のカタログ、、。なんて豪華なワインカタログなんでしょう。もちろん当時はオフセット印刷ではないので、活版印刷。表紙のNの部分はエンボス加工になってるの!すんごいお金かかってる。
中身のデザインやレイアウト、色使いも美しく、惚れ惚れしてしまいました。
そして最後のページにはカッサンドルが略称として使用していたA. M. Cassandreの表記が。ううう、、素敵。
お値段は張りましたが、これは宝物です。これからの制作の参考にしようと思います。
Books & Thingsに置いていある本は、普通の本屋さんや、amazonではなかなか手に入らない本ばかりです。お店に足を運んで、本の背景や知識を店主さんからたくさん教えていただきました。素敵な一冊に出会いたい方は是非足を運んでみてくださいね。
では。
場所:Books & Things
住所 : 京都市東山区古門前通 大和大路下ル元町375-5 375-5
アクセス:京阪三条駅から徒歩1分・京阪本線祇園四条駅から徒歩3分
営業時間 : 12:00~19:00 不定休