自作の楽器を演奏するレフ・テルミン 楽器は、触れなければ鳴らない。 弦をはじく、鍵盤を押す、皮を叩く、息を吹きこむ。人類が何千年も作ってき
『見返り美人図』の帯を見る——菱川師宣が「浮世絵の祖」になった、版画ではない一枚
菱川師宣『見返り美人図』江戸時代(17世紀)、東京国立博物館 切手の絵でしょう? と思った人。正解です。 赤い着物の女性が、歩きながらふと
『白鳥の湖』の初演は失敗だった——チャイコフスキーが見ることのなかった「本当の白鳥」
『白鳥の湖』の衣装をつけたバレリーナ、ピエリーナ・レニャーニ 『白鳥の湖』と聞けば、多くの人がメロディを口ずさめます。 白いチュチュのバレ
クールベはなぜ村の葬式を幅6メートルの大画面に描いたのか?『オルナンの埋葬』と「天使は描かない」画家
ギュスターヴ・クールベ『オルナンの埋葬』1849〜50年、オルセー美術館 縦3メートル15センチ、横6メートル68センチ。 パリのオルセー
1879年、移民船が運んだ4本の弦——ウクレレがハワイの楽器になるまで
ギターとウクレレを持つハワイの女性音楽家とダンサーたち(1907年) 1879年8月23日。ホノルルの港に、1隻の帆船が入ってきました。
『湖畔』の浴衣とうちわ——黒田清輝が日本に持ち帰った「外の光」
黒田清輝『湖畔』1897年、東京国立博物館(重要文化財) 教科書で見た『湖畔』。正直、地味な絵だと思いませんでしたか。 浴衣の女性が、うち
パガニーニは悪魔に魂を売っていない——母の手紙を公開してまで否定した「悪魔のヴァイオリニスト」
ウジェーヌ・ドラクロワ『パガニーニ』1831年、フィリップス・コレクション 悪魔と契約して超絶技巧を手に入れた。愛人を殺して牢に入れられ、
ネロが最後に見た絵は何だったのか?『フランダースの犬』とルーベンスの祭壇画
ピーテル・パウル・ルーベンス『キリスト降架』1611〜14年、アントワープ聖母大聖堂 クリスマスの前の晩。雪の降る夜の大聖堂に、少年と老い
シューベルト『魔王』とは?18歳が午後のうちに書いた、1人で4役を歌い分ける4分間
ヨーゼフ・クリーフーバーによるフランツ・シューベルトの肖像(1846年、石版画) 中学校の音楽の授業で聴いた、あの曲です。 ピアノが同じ音
筏に乗った約150人、救われたのは15人——ジェリコー『メデューズ号の筏』の13日間
テオドール・ジェリコー『メデューズ号の筏』1818〜19年、ルーヴル美術館 木材を縄で縛っただけの筏が、荒れた海に浮かんでいる。 手前には
酒場のピアノから映画『スティング』まで——スコット・ジョプリンとラグタイムの70年
スコット・ジョプリンの肖像写真 タッタラ、タッタラ、ターン、タ、タ、ター。 曲名は知らなくても、このメロディは知っている。ピアノ教室の発表
足のない幽霊を最初に描いたのは円山応挙ではない——「写生の画家」の本当の仕事
円山応挙の作と伝わる『幽霊図』 「幽霊に足がないのは、円山応挙が始めたから」。 一度は耳にしたことがある話だと思います。江戸時代の京都の絵
『ハレルヤ』でなぜ観客は立ち上がるのか?ヘンデル『メサイア』と、24日で書かれた楽譜
トマス・ハドソンが描いたジョージ・フリデリック・ヘンデルの肖像 24日。 演奏に2時間半ほどかかるオラトリオ『メサイア』を、ヘンデルが書き
『大使たち』の床に浮かぶ細長い影——ホルバインが斜めからしか見せなかった頭蓋骨
ハンス・ホルバイン(子)『大使たち』1533年、ロンドン・ナショナル・ギャラリー 美術の教科書か資料集で、この絵を見たことがある人は多いは
ドヴォルザーク『新世界より』とは?「家路」のメロディが生まれたアメリカの3年間と、4つの楽章の聴きどころ
アントニン・ドヴォルザークの肖像(ヤン・ヴィリーメクによる版画) 夕方5時。町のスピーカーから、ゆっくりしたメロディが流れてくる。 小学校


















