ロサンゼルス ハリウッド 死について学ぶ 死の博物館【※閲覧注意】

Mr.Hamaji
こんにちは!Doing ARTデザイナーのMr.Hamajiです

ロサンゼルスには、サンタモニカビーチや、ハリウッドなど数々の観光スポットがあります。Hamajiと友人は滞在が2日間だったので、ハリウッドを中心にショッピングメインで観光地をまわることにしました。おすすめの古着屋さんは下記にまとめたので是非。

観光の予定は特に決めていなかったので、とりあえず地図を見ていると「死の博物館」という興味深いスポット発見。場所もハリウッドにあるし、アトラクション的なものを想像しており、行ってみようとなりました。

 

ロサンゼルス ハリウッド 死について学ぶ 死の博物館

地下鉄に乗ってHollywood/Vineで下車。ハリウッド通りを東に徒歩10分ほど。迫力のある看板が目に飛び込んできました。

死の博物館の外観

死の博物館の外観

うわー、、なんかすごいけど。ゴシック系のデザインもわりと好きなHamajiはテンション上がりました。

入り口付近から、異様な空気が漂ってる感じがしました。骨とか落ちてるし。

死の博物館の入り口

死の博物館の入り口

 

入ってすぐに、カウンターがあるのでここでチケットを買います。入場料は大人一人17ドル。

死の博物館のチケットカウンター

 

チケットがこちら。ガイコツの頭にパンチで穴を開けられて入場です。笑

死の博物館のチケット

そしてここから先が、写真撮影、動画撮影、飲食、大きい手荷物の持ち込み、喫煙は一切禁止です。かなりしっかり注意されるので、絶対やめときましょう。

ここから先はHamajiの文章力のみで、感想をお伝えしたいと思います。残虐な表現が苦手な方は、ご遠慮ください、、。

 

「死」に関連するコレクションの展示

死の博物館の看板

入り口付近から、重い空気は感じましたが、展示室に入るとその静けさと、寒気がするくらいの温度設定にゾワッとしました。(エアコンの設定だったのか、恐怖からくる寒気だったのかはわかりません。)

死の博物館もとはミュージシャンのレイチャールズのレコーディングスタジオとして建設されたそうで、防音壁になってるようです。異様な静けさはこの影響かも。

一番最初の展示が、シリアルキラーのアートや手紙の展示。

シリアルキラー(英: Serial killer、serial=連続の、順列の)とは、一般的に異常な心理的欲求のもと、一ヵ月以上にわたり一定の冷却期間をおきながら複数の殺人を繰り返す連続殺人犯に対し使われる言葉である。ほとんどの連続殺人は心理的な欲求を満たすためのもので、被害者との性的な接触も行われるが、動機は必ずしもそれに限らない。また、自らの犯行であることを示す手口やなんらかの固有のサインを残すこともあり、その被害者たちの外見や職業、性別などに何らかの共通点が見られる場合もある。または、猟奇殺人や快楽殺人を繰り返す犯人のこと。(wikipediaより)

 

ここには、アメリカを震撼させたシリアルキラージョン・ウェイン・ゲイシー(John Wayne Gacy)のアートや手紙などがずらり。この人物は日本のテレビでもよく取り上げられていたのでHamajiもよく覚えてました。33人もの少年たちを拷問、レイプの末に殺害に及んだという、恐ろしすぎる殺人犯です。こちらに詳細が載っているので、興味のある方はどうぞ。

ジョンは、殺人の獲物の物色も兼ね、子供たちに慈善活動を行なっていました。慈善活動において、よくピエロに扮して子供たちを面白がらせていたため、その後「殺人ピエロ(Killer Clown)」呼ばれるようになりました。

ピエロが出てくるホラー映画で有名な「It」はジョンがモデルになったと言われてます。この映画は小さい頃に見て、ピエロ恐怖症になりました。2017年にはリメイク版の「It~それが見えたら終わり~」が公開されてます。見ませんけど。笑

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ジョンは絵も描いていました。世間を震撼させたジョンの絵はマニアの間でかなりの高値で取引されているよう。ジョニーデップも彼の絵を所有しているそうです。

その中でもメディアによく紹介される一番有名なピエロの絵が、死の博物館の最初の展示室にあります。もちろん、本物。

絵画の面白いところは、描いた人の精神状態が見えたり、本やテレビで見る時と実物を見るのでは全然違うところです。絵の具の乗り方とか、筆圧の強さとか、実物はリアルに伝わって来ます。

ピエロの絵は目が全然笑ってなくて、不気味で、、これ、33人も殺した殺人鬼本人が描いたのかと思ったら、ゾクッとしてすでに気分悪くなりました。

シリアルキラーの次は、死刑の展示。

死刑に使われる電気椅子があり、死刑囚が実際着用したシミがついた服があったり、ミイラがいたり、、背筋が凍りました。

中に進むにつれて、葬儀の展示、事故で亡くなった方や現場の写真の展示、カニバリズム(人食)や、自殺の展示、、直視できません。

興味深かったのは、カルトの展示。カルト集団の教祖として若者たちを洗脳し、自分の手は汚さずに残忍な無差別殺人事件を引き起こしたチャールズ・マンソンの部屋がありました。ちなみにマリリン・マンソンの名前は彼から来ています。事件を犯す前に彼はミュージシャンを志しており、ガンズ・アンド・ローゼズ、マリリン・マンソンを含む歌手たちが、数十年にわたって彼の歌をカバーしているそうです。なんか複雑。

日本でも、カルト集団や洗脳による事件はたくさん起きていますが、怖いですよねほんと。操られて殺人に手を染めてしまうのですから、、。私も結構簡単に人を信じてしまいがちなので怖くなりました。気をつけなければ。

その奥には1947年に真っ二つの遺体が見つかった未解決猟奇殺人事件であるブラックダリア事件の事件の部屋。当時見つかった真っ二つの遺体の写真がモザイクもなく展示されてました。

、、書いてて自分でも気分が悪くなって来たのでここまでにしますが、誰でも知ってるような有名事件の殺人犯や、各事件の遺体写真、遺品、映像、などなど。

会場の雰囲気は、こちらの動画で少し公開されているので気になる方はどうぞ。

ここにある展示物は、警察のオークションや、オーナーが犯人とやりとりをして集めたものだそうで、とにかくよくこれだけ集めたなという数々。じっくり見てまわると、1時間以上かかると思いますが、Hamajiと友人は直視できないものもあったので、30分ほどで出てきました。

よく見るとチケットには、頭痛、心臓発作、てんかん発作、PTSD、食欲不振、複視、離婚、その他の問題を引き起こす恐れがあります。自己責任で入場してください。という注意書きが、、。

しかし、普通に生きていて死を身近に感じることが少ないのは確かです。そして、世の中ではこんなに恐ろしい事件が起きていたのかというショックもありました。殺人犯は今日もどこに潜んでるかもわからないと思ったら、怖くなりました。殺人犯は一見 ”いい人”と称される人の方が多いという事実、、。人の闇って深い。

博物館では、アメリカの学生のグループが見学しており、スタッフの方が熱心に展示品の説明をしてました。この博物館の目的は、生と死について学ぶということ。気分はとても滅入りましたが、簡単に死ぬとか死ねとか多用する若者が多い昨今、こういった命の尊さや死を間近で見せつけられる場は必要なのかもと思いました。

死の博物館のオブジェ

死はいずれ誰にでもやって来る逃れられない運命です。命を大事に、後悔のないように生きましょうね。

では。