BEN デザフェスvol.50出展まとめ

Mr.Hamaji
こんにちは!Doing ARTデザイナーのMr.Hamajiです

2019年11月16日、17日に開催されたデザインフェスタvol.50、出展しました。BENとしては記念すべき10回目の出展です。

 

BEN デザフェスvol.50出展まとめ

デザインフェスタ50

これまでのBENのデザフェス出展の流れも書いているので興味のある方はぜひ読んでみてください。

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1.陶器アクセサリーへの挑戦

デザフェスは年に2回なのですが、昨年は1度抽選で外れてしまったので、1度のみの出展でした。今年は2回とも当選したのですが、半年というスパン、超早い。笑 大きめのお皿は実家に帰らないと作れないのですが、前回完売してしまったので今回はお皿の量を増やすのに苦労しました。家でもできるのですが、電気炉が小型なので豆皿サイズまでが限界なのです。

ということで、今まで失敗を繰り返していた陶器アクセサリーに真剣に取り組みました。

どういった工程を繰り返せばいい感じの仕上がりになるかも、これまでの失敗メモがとても役立ちました。

陶器の小パーツを作る工程

1.粘土で形を作る
2.二日~一週間程度しっかり乾燥させる(日干しできる場合はもっと短くてもOK)
3.ヤスリをかける
4.電気炉で素焼き(最大温度800℃で5段階に分けて温度を上げて8時間)
5.着色(陶器用の絵の具)
6.本焼きの時に溶けた釉薬が底板に張り付かないように撥水剤を塗る
7.透明の釉薬をかける(厚さ調整大事)
8.電気炉で本焼き(800℃で1~2時間程度)
9.電気炉の温度が0℃になるまで冷ます(3~5時間程度)
9.完成

こんな感じでございます。もっと正しいやり方があるのかもしれませんが、Hamaji家では以上の工程でなんとか割れずに小パーツが出来上がりました。

1の粘土で形を作る時にとても便利な方法を妹が編み出したので是非。

https://twitter.com/hamaji_mr/status/1202202776710762496

 

とくに注意が必要なのは、4の素焼きと、5の着色の工程。素焼きの温度は5段階くらいに分けて徐々に温度を上げていかなければいけないのですが、最初はこれがわからずに一気に温度を上げてしまったり、焼きあがってすぐに窯を開けてしまったりして、何度も失敗しました。

 

5の着色も、絵の具を薄く塗るか、濃く塗るかで色の出方が全然違ってきます。こちらが焼き上がりのパーツ。右下の2つは、絵の具を薄めに塗ってしまったのですが、薄くなるとこのように色が分離して失敗してしまいます。

陶器パーツ

この調整が結構難しいです。いい感じー!と思って焼いてみても、出てきたら色が濁ってたなんてことだらけです。

今回は丸でシンプルな形に限定して作ったので着色も楽にできましたが、これが複雑な形になってくると割れたり、色が分離するリスクも上がると思うので、しっかり実験しながら作っていかないとなと思いました。

今回一番綺麗に焼けたのが、釉薬を厚めにかけたこちらのひび割れガラス。

釉薬を厚めにかけると、焼いている時に中が沸騰しているような感じになるので、焼きあがるとこのように内側にうっすらヒビが入ります。これがとても綺麗。しかしこれもやりすぎるとヒビというよりもバキバキに割れてしまうので要注意。陶器はとってもセンシティブ。

形が丸の大と小の2パターンのみだったので、素材や色のパターンは色々選べるようにしようと、陶器の他にもオーブン粘土を使用しました。着色もこれまでのようにただ色を塗ってニスやレジンコーティングという方法とは別の方法を試しました。

今回試したオーブン粘土の着色

1.絵の具を水彩絵の具のように薄い層で何度も重ねる方法
→これは厚めに色を塗るよりも粘土に色がゆっくり染み込んでいく感じなので粘土の地の色や素材感が残った仕上がりになります。

2.厚めに着色して、乾いたら一度ヤスリで削る方法
→これはヤスリで削ることによって、元の粘土の色と、絵の具の色がまだらになって石のような面白い風合いに仕上がります。

陶器のパーツはしっかりツヤがあるので、オーブン粘土の方はツヤ消しのニスでコーティングしました。マットな仕上がり。オーブン粘土ならではの軽さも利点です。

https://twitter.com/hamaji_mr/status/1193394519120592898

 

今回はピアスとイヤークリップのみだったのですが、金属アレルギーに対応したものや、ピアスのキャッチも耳たぶの厚さによって変えられるように3パターンくらい用意しました。パッケージにもこだわりました。厚紙のカッティング作業多すぎて力尽きた。笑

ピアスパッケージ

 

2.撮影

今回も、いつもお願いしている原田夫妻の自宅スタジオにて撮影を敢行しました。いつもに増して食品多め。笑 ついに納豆まで登場ですよ。

この二つは特に人気だったお皿たちです。ハロウィン終わってましたが、ハロウィン仕様のおばけ皿。野田さんが器用に色紙で背景を作ってくれました。超かわいいでしょ?

 

こちらが全カット。秋の味覚満載でございます。RT祭りでいいねも無事100を超えて、当日もtwitterの写真をたよりに来てくれたお客さんが一番多かったです。

写真の力ってほんとすごいなーと思いました。撮影は毎回一番楽しいです。原田夫妻いつも本当にありがとう!

 

3.ショップカードの新調とロゴ入りトレーナー

インスタとツイッターのアカウントを書いたショップカードは毎回色を変えてます。

今回は、出品するお皿の中で一番多く使用した釉薬の色にしました。ヒワという淡い緑と、白萩という白の2色です。

 

そしてこれは個人的にただやりたかっただけなんですが、せっかくTシャツくんを購入したので、BENのロゴ入りトレーナーを作って接客しました。笑

夏は白いYシャツとかにワンポイントで入れようかな。妹、着てくれるでしょうか?笑

 

4.デザフェス当日

今回も前回同様リピーターさん限定のプレゼントキャンペーンを開催しました。お嫁に行ったお皿の写真がどのように使われているかを見るのは至福の時ですね。すごく嬉しい。次回もやると思うので是非ご参加ください。

デザフェス当日にバタバタすることは流石になくなりました。棚は1週間前には配送手配しているので、当日はお皿と梱包材を持って会場に行くだけ。朝8時くらいに出て、9時から設営開始→11時オープンという流れでございます。

インスタやツイッターにアップしているお皿を買いにきてくださるお客さんが多いので、アップしたお皿は午前中にはほぼなくなってしまいます。ほんと写真パワー。

 

お皿は無事完売。アクセサリーはまだまだでした。色々研究して改善していきたいと思います。
来年はBASEでwebショップもオープン予定です。

ちなみについ先日、次回のデザフェスの当選結果発表がございました。

なんと、、、当選!!!

次回は2020年4月11日(土)のみの出展となります!

是非遊びにきてくださいね。

では。