トラブル in ドイツ 電車の乗り方を間違えて罰金を支払ったお話
Hamajiは本当によくトラブルに巻き込まれます。
生まれてからこの歳になるまで、警察のお世話になったことは一度もございませんでした。盗んだバイクで走り出したこともなければ、万引きなんてやったら間違いなくバレるくらいのおっちょこちょいのチキンハートです。
しかし今回のヨーロッパ旅行でついに警察に連行されるというトラブルを引き起こしてしまいました。お父さん、お母さん、ごめんなさい、、。
連行理由 → 切符の打刻をしていなかったから
この打刻ミスによるトラブル、実はヨーロッパではとても多いそう。Hamajiも時前に知っていればこんなことにはならなかっと思います。
ということで。今回は打刻トラブルのお話を実体験を交えてお伝えしたいと思います。
場所はドイツ、ベルリン中央駅。
事件はこちらの記事で書いた、ベルリン・ユダヤ博物館からの帰路で起こりました。
ドイツは電車(Sバーン)、地下鉄(Uバーン)、バス、路面電車(トラム)など数々の交通機関があります。ドイツに入ってからはずっとバスを利用していたのですが、この日の帰り道に初めて電車を利用しました。ヨーロッパは国によって電車の乗り方が全然違ったりします。
Hamajiの場合、1カ国目のイギリスでは5年前にイギリスに行った際に作っていたオイスターカード(イギリス版のSuicaのようなICカード)、2カ国めのオランダもすぐに気に入ったのでまた来るだろうとOVチップカード(オランダ版のSuicaのようなICカード)を作り、金額がなくなったらチャージという形で利用しました。
イギリスとオランダでは日本のようにICカードをタッチして電車に乗っており、切符を利用したのはこのドイツが初めてだったのです。中央駅などの大きい駅では切符売り場も目立つので購入しやすかったのですが、小さな駅になると切符売り場がどこなのかさえわかりにくい駅もありました。そして一番戸惑うポイントは、、ドイツの駅には改札がありません!
つまりは切符を購入せずに電車に乗ることもできてしまうということです。もちろんそれは犯罪なので、そんなことできるはずもないチキン・Hamajiはしっかり切符を購入して電車に乗り、ベルリン中央駅へと向かっていました。
ベルリン中央駅まであと一駅というところで、車内に2人組の男性が乗り込んで来ました。そして、ドイツ語でおそらく「切符チェックターイム」的なことを言って、乗車客の乗車券の抜き打ちチェックをはじめました。
Hamajiもしっかり切符を購入していたので、男性に切符を見せると、、ダメ的なこと言ってるっぽい。ドイツ語でしゃべってましたがこちらがドイツ語がわからないと判断すると英語で、打刻したか?と聞いてきました。はい?打刻???頭にハテナマークが飛びまくるHamaji。
すると、あーこりゃだめだみたいな表情で、「次の駅で降りろ。罰金だ。」と。かなり混乱しましたが、打刻することも知らなかったし、切符はちゃんとお金出して買ったんだから説明すればわかるだろうと、黙って次の駅で彼らと一緒に降りてもう一度説明することにしました。
降ろされた駅はくしくも目的地だったベルリン中央駅です。電車を降りると、かなり強引な感じで「はい、じゃあ罰金60ユーロ。出して」と請求してくる男性二人組。かなり高圧的だったので、Hamajiもカッとなってしまい、「いやいやいや、切符はちゃんと購入したし、打刻するって知らなかったんだけど、それで60ユーロも払わなきゃいけないの?」と応戦。
60ユーロは日本円でだいたい8000円です。人を見かけで判断してはいけないのはわかっていましたが、高圧的な態度からも少し疑っていました。何度説明してもわかってくれず、「わかった、じゃあもう警察連れてくぞ。警察連れてかれたらさらに大きなお金を払わなきゃいけないからな」と言われましたが、この時には完全に沸騰していたので「ああわかった、じゃあ連れてって。」と言っちゃったHamaji。→人生初めての警察署へ連行。(しかもまさかのドイツ)
正直、じゃあ連れてってと言ってしまえば、彼らが偽物の検札官なら引き下がると思っていました。しかし手を引かれてそのまま駅中にある警察オフィスへ。(写真は後日撮ったものです。)
手を引かれながら、どうししょう、どうしようと軽くパニックになりました。警察につくと、警察官が一人でてきて、検札官の男性とドイツ語で会話をし始めました。5分くらいドイツ語のやりとりがあり、その後事情を聞いてくる警察。
とりあえず、切符をしっかり購入したこと、打刻することを知らずに乗ってしまったことを伝えました。すると警察官は「ルールだから仕方ない。ここで払わないとさらに大きなお金を支払わなければいけないよ。」と。ここまできたらさすがにぐうの音も出ません。
完璧にこっちのミス。諦めてお金を支払うことにしました。この日に限ってユーロの現金を持っておらず、、もちろんカード払いも不可だったので、持っていたギリギリの日本円をユーロに替えて罰金を支払うことに。警察を出た後も2人の検札官がしっかりHamajiを監視するように換金所まで連れて行かれました。
そして彼らに電車を降ろされてから約2時間後、やっと罰金60ユーロを支払い解放されました。お金を渡したら彼らは、はい、どーも!という感じで一瞬にしていなくなりました。さんざん言い合ったのに。笑
不可解なのはこの罰金60ユーロを支払った後、領収書などの証明書を一切渡されなかったことです。色々検索したのですが、払うと必ず渡されると書いていたので。
私服検札官の中には偽物もたくさんいるそうなので警察に連行されたからとはいえ、彼らと警察の会話はドイツ語だったのでどんなことを話していたかはわからないので、正直未だにあれは本物だったのだろうかと疑ってしまいます。
なぜこんなにも納得いかないのかというと、2人の検札官が終始高圧的で、バカにしたような態度をとってきたからでした。Hamajiはドイツ語がわからないし、英語も完璧ではありません。しかし態度というものはいくら国が違ったとしても伝わってしまうものです。罰金をとられたことよりも、そういった扱いを受けたことがすごく悲しかったです。
こちらの記事で河北さんも書いていますが、ほんと人によると思います。ドイツで他に出会った人達はいい人がたくさんいました。だからこそ、自分がもし日本で海外の方と触れ合う機会があったら、日本を好きになってもらえるように良い態度をとるように心がけようとあらためて思いました。これはプライベートでも言えることですね。
自分がされて嫌な態度は人にはしないようにしなければいけないと強く思いました。この経験を60ユーロで買ったと思うことにします。現に、こうやって記事にもかけるし、読んだ人が同じミスを犯さないようになれば幸いです。
では最後におさらいしましょう。
ドイツの電車の乗り方
1.ドイツは改札がないのでホームに券売機が設置されているのでそこで切符を買いましょう。
2.切符を購入してそのまま電車に乗ってしまうと、今回のHamajiのようなことになってしまいます。その奥にある小さな打刻機を見つけましょう。
3.打刻機の中に切符を入れましょう。
4.しっかり打刻されているかチェックしましょう。(上の箇所で確認できます。)
これで電車に乗車したら、いつ検札官がきても安心です。ヨーロッパの友人に聞いたところやはり無賃乗車の罰金は60ユーロ~80ユーロが普通みたいです。しかも結構な頻度であるトラブルのよう。ましてや日本人は人がいいので、すぐ支払うため国名を言ってしまえば偽物の検札官に狙われやすいそうです。
せっかくの海外旅行も罰金を取られてしまうとその後のテンションもかなり下がってしまうので、こんなことがないように電車の乗り方をしっかりチェックしていくことはかなり重要です。参考にしていただければと思います。
では。