デンマーク最大のデザイン博物館 Design Museum Denmarkで見たデニッシュデザインの昔と今
デンマークを推しに推しているわたくしですが、
まだまだまだまだデンマークのおすすめスポットはたくさんあります。どこをとってもいいところばっかりなんですよ。すでにまた行きたいモードです。
今回ご紹介するのは、デンマーク最大のデザイン博物館と言われている デザインミュージアムデンマークです。
この日は朝からとても天気がよかったので、散歩しながら目的地を目指しました。
デンマークといえば童話作家で有名なアンデルセンの故郷。アンデルセンの作品で有名な人魚姫の像を見に行きました。
観光客がめちゃくちゃ多く、みんな写真撮りまっくってたのですが、感想は…まあ普通の銅像でございました。笑 調べてみるとこの像、世界三大がっかりといわれているそうです。ちなみに他は小便小僧、マーライオンのお二つ。確かに、見た感じ人形姫というよりはほぼ人に見えました。
銅像より、レンタルセグウェイで移動する人たちがおもしろかったです。おそろいのヘルメットがかわいい。
そんな感じでGoogleマップを駆使して散歩を楽しみました。電車やバスを利用するのも良いですが、知らない土地を歩くと思いもよらない景色に出会えますし、ヨーロッパの人たちは結構フレンドリー。
人魚姫像から徒歩で約40分ほど、目的地のデザインミュージアムの赤い看板が見えてきました。矢印のサインがわかりやすいですね。
Design Museum Denmark
デザインミュージアムの建物は、18世紀に王立フレデリック病院として建てられたロココ調の歴史ある建物です。1926年にデンマーク近代家具デザインの父と呼ばれるコーア・クリント(Kaare Klint)がリノベーションし、博物館として生まれ変わりました。ルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、フィン・ユール、ヴェルナー・パントン、ポール・ヘニングセンなど、デンマークが誇る世界の巨匠たちの作品を見ることができます。
入ってすぐロッカーがあるので、入場前に荷物を預けて中に進みましょう。受付で入場券を購入。100DKK(日本円で約1676円)です。
ここで気付いたのが、美術館のスタッフをはじめ、駅やスーパーで働く人もシニア層がかなり多いという点。デザインミュージアムのチケットカウンターの担当者も優しいおじいさんでした。
「お元気ですね!」と声をかけたら、「デンマークの老人はみんなとても元気なんだよ」と笑顔。確かに、どこに行っても若者と高齢者が一緒に働いていてとても生き生きとしてました。デンマークには定年制がないそうです。
介護費用も無料で、医療費も無料。教育費だって大学まで無料。デンマークで出会った人はこっちが何か困ってないか向こうから声をかけてきてくれました。街全体がゆったりしていて、道行く人もみんな穏やか。幸福度ナンバーワンの秘密がちょっとわかった気がしました。
話が逸れましたが、こちらの入場券はバッジになってます。こんな感じで服にピタッとつける感じ。色もカラフルです。
博物館は中庭を囲んでロの字型になっており、来場者はそこをぐるりと周って見学していきます。
デンマークデザインを彩る作家たち。S字フックでつなげたシンプルなディスプレイの方法も勉強になりました。
シルクスクリーンのポスターたち。
まずは常設展示の「デニッシュ・デザイン・ナウ」。デンマークといえばのチェアコレクション、オブジェなどのインテリアがたくさん。
Hamajiの好きなレコードジャケットも展示されてました。素敵。
ファッションのブースはなんだかレディーガガ様かなっていう斬新なデザインでした。
この辺はデニッシュぽさ出てますね◎
おっぱいみたいなムッチリ椅子。座りたい。
デンマーク、というか北欧ではよくこの逆3輪車を外で見かけました。
陶器の展示の仕方がとてもおもしろい。古いものなんだけど、ポップに見えました。工芸品の博物館はわりと綺麗に展示しているところが多いのですぐ飽きてしまうのですが、こちらは展示の仕方にほんと工夫があって全然飽きませんでした。
そしていよいよメインとも言える「the danish chair」ゾーンへ。
ほんとおしゃれな椅子ばっかり。語彙力なくてごめんなさい、、!
この椅子の部屋の展示はほんとかっこいい。ここでプロモ撮影したいです。この日の服装がこちらの部屋にマッチしすぎていた友人をご覧ください。
フォトジェニック!ミュージアム内で突然外国人のおばさまに声をかけられて「あなたのドレスすごく素敵ね!とてもよく似合ってるわよ」と言われてました。笑
ムーラン・ルージュで有名なロートレックのポスターたち。
王族ファッションの展示も。
後ろ姿かわいい。
「日本に学ぶ」というゾーンもあり、日本のたたみや陶器、浮世絵などたくさん展示されていました。嬉しくなりますね。
なんども言いますが、北欧雑貨はすごくかわいいのです。いろいろ見ていて収集癖の血がざわつきました。
併設しているカフェもいい感じなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
図書館もございます。
本も普段はなかなかないような陶芸の本も豊富でした。
ミュージアムショップもオリジナルグッズが揃っているので、おみやげの購入におすすめです。
じっくりまわると2時間はかかる広さで、充実の展示内容です。大満足の1日でした。北欧デザインに興味がある方は行って間違いないミュージアムですよ。是非。
では。