「ザ・スミス」のボーカル スティーヴン・モリッシーの半生を描いた映画 「ENGLAND IS MINE」感想

 

今月観た映画はENGLAND IS MINEという洋画です。前回観たDon’t Worryの帰り道でみたポスターで面白そうだなと思い、この映画に決めました。新宿武蔵野館アゲインです。

イングランドイズマイン新宿武蔵野館

近年観ている映画は、英語のおさらいにもなるので洋画がほとんどになってきました。以前は洋画を観ても全く英語が耳に入ってくるなんてことはなかったのですが、最近はちょっと字幕を見逃しても意味がわかったり、聴き取れるようになってきました。

中学、高校と英語の成績最悪だったHamajiでも続けてたらこんな感じなので大人になってからの英語学習はおすすめです。単純に世界中に友達増えるので楽しいと思います。

英語が理解できるようになってくると、日本語の字幕ってわりと違うニュアンスになってるなってことにも気づけるので、より洋画がおもしろくなります。

今回もネタバレ満載なので、映画館で観たい!という方は見終わってから是非またお読みください。それではいってみましょーう。

 

「ザ・スミス」のボーカル スティーヴン・モリッシーの半生を描いた映画 「ENGLAND IS MINE」感想

まずはあらすじから。(ネタバレ有り)

1980年代、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド、『ザ・スミス』のフロントマン、スティーヴン・モリッシーの半生を描いた話題作。

1976年のマンチェスター。コミュニケーションが苦手で学校をドロップアウトしたスティーヴン・モリッシー。音楽への情熱だけは人一倍ある彼は、ライブハウスに通いつめバンド批評を投稿する日々を送っていた。

イングランドイズマインの映画あらすじ

家計のためにも働こうと努力はするものの、職場には馴染めず、仕事をサボって詩を書くことに没頭。そんなある日、彼は美大生のリンダーと出会い彼女の後押しもありバンドを結成することになる。

初ライブは見事に成功、モリッシーはミュージシャンを目指すと心に決め仕事を辞める。出会いと別れ、葛藤や挫折、様々な困難にぶつかりながらも音楽活動を続けるスティーヴンの前に1人のギタリストが現れる。のちに彼と『ザ・スミス』を結成するジョニー・マーだった。

挫折や苦悩があっても、「夢」と「自分」をあきらめない。バンド伝記映画やバンドを追ったドキュメンタリー映画が大ヒットしている昨今、前に進む姿に勇気をもらえる、青春音楽映画。キャッチコピーは ”たとえ世界に望まれなくても、僕はうたう。”

 

ENGLAND IS MINEの見どころ

伝説のバンドThe Smiths (ザ・スミス)のボーカルの若き日の苦悩

ザ・スミスを知らない方のためにまずは知識を。

ザ・スミス (英: The Smiths) は、イギリスのロック / ポストパンクバンド。1982年、マンチェスターにて結成。インディーズ・レーベルの「ラフ・トレード」に所属し、4枚のスタジオ・アルバムを制作した後1987年9月に解散した。メンバーは労働者階級出身。ボーカルのモリッシーによるねじれたユーモアのある歌詞やイギリス社会批判、疎外され恋愛に苦しむ自分を反映した歌詞は、若者文化の中の不満に満ちた層、チャートに多かったシンセサイザー・バンドにうんざりした層に支持された。 実質的な活動期間は5年程度と短く、国外ではさほどヒットしなかったものの、イギリスの若者には熱烈に支持された。今日では1980年代イギリスの最も重要なロックバンドのひとつとして認知されている。また、彼らの視点や音楽性は90年代を代表するブリットポップバンドや、世界の多くのオルタナティヴ・ロックバンド等多くのアーティストに影響を与えたとされる。

wikipediaより

 

意気揚々と観に行ったわりに実はHamajiもそんなにこのバンドについて詳しくありませんでした。1987年に解散しているので結構古いバンドです。”労働者階級”という言葉も出てくるので、当時のイギリスの社会情勢がよくわかります。

イギリスでは解散後20年以上たった今もなお、「UKインディーズの代名詞」のような存在であるそうです。今よりもさらに偏見や差別が強かった時代。

そんな中で社会に馴染めずに悩みもがきながらも生きるモリッシーの姿は、痛々しくも強く、どんな人気者でもこんな時代があったのねと励みになります。

そもそも人間本来の姿ってこっちが正しい気がしました。みんな教育されて、型にはめられて社会に馴染んでいくだけで。好きなことを追求し続けて社会から外れたモリッシーって実は一番まともなんじゃと思いました。

 

フレッシュな若手俳優の共演

苦悩する若きモリッシーを演じるのは『ダンケルク』のコリンズ役で一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしたジャック・ロウデン。

モリッシーの才能を見抜き後押しするアーティストの卵、リンダー役には『ダウントン・アビー』シリーズのジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。ブレイク中のフレッシュなお二人の共演が画面を彩ります。

イングランドイズマインの若手俳優二人

 

驚いたのは他の映画やドラマで観ていた彼らと全くイメージが違っていたところ。笑 役者さんてすごい。

イングランドイズマインの若手俳優二人

ダンケルクのジャック・ロウデンはやはりめちゃくちゃかっこいいですね!今回のモリッシーの役はかなり繊細な役柄だったのですがその危うさまでもスマートに見えてかっこよかった。

ジェシカ・ブラウン・フィンドレイは美大生の役なのですが、彼女自身もイギリスの有名な美術大学セントマーチンズ卒業だそう!個性的なメイクとファッション、凛とした立ち振る舞いに独特の美大生オーラが出てました。

 

映画を彩る1970年代を代表するアーティストの楽曲

この映画に使用されている楽曲は、時代を象徴していてわかりやすかったです。

ニューヨーク・ドールズ、ロキシー・ミュージック、デヴィッド・ボウイ、モット・ザ・フープル、パティ・スミス、マリアンヌ・フェイスフル、セックス・ピストルズ、クラッシュなどなど。彼らが流行っていた時代のイギリスってこんな感じだったのねとなりました。

サントラは発売してないのですが、Spotifyで公式が無料でプレイリストを作っているので是非聴いてみてください。

 

ENGLAND IS MINEの個人的感想

この映画を観て最後に思ったことは、、「モリッシー、めっちゃくちゃネガティブやん。」でした。笑 観た人のレビューを見てもわりと低評価が多かったです。

バンドのストーリーというより、ボーカル自身のストーリーであり、スミス結成前で終わってしまうからでしょうか。たしかに人によって肩透かし感はあるかもしれませんが、Hamajiは結構推したい映画です。

どんな人におすすめかというと、スミスのファン、音楽映画好き、学生、仕事に疲れた社会人、バンドマン、クリエイターなどです。

大きな映画館で上映されるような万人に理解される映画ではないと思いますが、ハマる人にはハマる映画だと思います。

劇中でモリッシーが会社の上司に「なんで普通にできないんだ?」と叱られるシーンがあるんですが、これHamajiもいろんな人に言われてきたので一番記憶に残ってしまいました。

なぜ普通の人ができることができなくて、普通に生きれないのか。、、でも普通の基準ってなんだよと最近は開き直ってます。笑 それでもやはり多数派って怖いもので。

周りに批判され、苦悩するモリッシーの姿は胸が痛くなりました。

イングランドイズマインのポスター

スミスのボーカルの気持ちがわかるなんておこがましいですが、思考的には自分と近い人間だったのかもしれないなと思いました。

自分の好きなことにしか興味が持てなくて、ネガティブなくせに自分は絶対成功するという根拠のない自信がずっとある、そしてコンプレックスやモヤモヤすらガソリンになるタイプ。

どんなダメなときでも詩だけは書き続けていたモリッシーの姿勢はとても共感できました。ほんと、作るしかないんですよね。そのために生まれてきたんだと信じた者勝ち。

作らずにはいられない人なんだろうと思いました。

ポジティブとネガティブをバランスよく持つことは何かを生み出す人間にはとても重要な感覚だと最近思います。

両方の感覚を共存させて客観的に自分の中で討論させる能力があればおもしろいものを生み出す最強の武器になるかも、と思ったり。

だからネガティブな人はただ落ち込まずにうまくポジティブをプラスすれば最強になれるんじゃないですかね。どっちが正しいとかないと思います。

観終わった頃には、スミスというバンドにすごく興味が湧く映画です。Hamajiも帰ってから気になって一通りyoutubeチェックしました。笑

また好きなことの知識が深まりました。興味が湧いた人は是非観てみてくださいね。

では。

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