石・鉱物好きのミネラルイベント「石フリマ」で発見したユニークな石の解説
Hamajiと言えば、幼い頃より道端や川で拾った石を収集する癖があり、妹からはずっと「おじゃる丸のかずま(←おじゃる丸に出てくる石好きの少年)じゃん」とからかわれ続けてきました。笑
大人になってからは鉱物にも興味が出てきて最近では図鑑買ったりしながら知識を深めております。最近購入したとってもお気に入りの石の本がこちら。
普通に石の勉強にもなるのですが、この本は内田有美さんのイラストが本当に素敵!内田さんの石のイラストが好きで、ポストカードとカレンダーも持ってたのですがついに石の辞典になって発売したので見つけて即購入しましたよ。笑
先日Doingのミーティング帰りに、webデザイナーの方とご飯を食べに行きました。
そこでWebデザイナーさんに、「最近何か興味あるものとかあります?」と聞いたところ、答えがなんと「石っすねー。」と。
「えええ!!!!!Hamajiもめっちゃ石興味あります!!!!!」というなんとも運命的な会話が繰り広げられました。
しかもその方、研磨の勉強していたり、ミネラルショーなどの石イベントにも何度か行っているようで、話してるうちに石会話が弾み弾んで、その週に「石フリマ」という石を安くゲットできる夢のようなミネラルイベントが浅草にて開催されるということで、早速行ってみることにしました。
Hamajiもミネラルショーなどのイベントに非常に興味があり、いつか行ってみようと思っていたのでとても良いタイミングでした。
以前は石集めが好きなんて言うと、「え、スピリチュアル的な?」とか「パワーストーン?数珠?」とか変な目でみられたのですが、最近は鉱物女子なんて言葉があるほど、じわじわと石人気が広がっているようです。密かに息を潜めていた石好きが市民権を得た感じがして嬉しいですね。
石・鉱物好きのミネラルイベント「石フリマ」で発見したユニークな石の解説
この度行ってきた『石フリマ』はHamajiも初めて知ったのですが、鉱物系のアマチュアを中心とした石のフリーマーケットだそうです。アマチュアが販売しているので、ミネラルショーなどのしっかりしたイベントよりも、安く石をゲットできるとのこと。鉱物の相場って、意外とびっくりするほど高いです。小さなものでも、値段を見たらウン万円とか、珍しくありません。なので比較的安くゲットできる石フリマのようなイベントは貴重です。
石フリマの会場は都立産業貿易センター台東館。浅草駅より徒歩5分ほど。ビルの横からは、スカイツリーが見えました。
人気の石とかはすぐなくなっちゃったりするのかなと、コミケ的なノリで考えてたので、当日はしっかり起きて朝10時30分のオープンと同時に参戦。
会場に着くと案の定、すごい人でした。入場料は500円と安価なのがありがたいです。
イベントといえばデザフェスなどの規模が大きすぎるものを想像していたため、1フロアのみで、会場全体を見渡せる石フリマはすぐに見終わりそうだなと高を括っていたのですが、、とんでもなかったです。
オープンの10時30分~16時まで、お昼も食べずにひたすら石に夢中になっておりました。笑 おそるべし石の魔力。
NEWカメラを携えて、おもしろい石や珍しい石をたくさん撮ってきたのでご紹介したいと思います。
錦石
Hamajiがまず気になったのは、「錦石」と呼ばれる天然石。青森県の津軽で採れる石だそうです。
こちらはつるっとしてますが、もとはざらっとしており研磨されてこのような艶が出ます。多彩な色彩模様が錦のように美しいことから錦石という名前になったそう。
錦石は『青森県伝統工芸品』に認定されているそうです。こちらは3つで1000円だったので、安い気がして買ってしまいました。Hamajiが選んだのはこちらの3つ。
とてもいい組み合わせでしょう?笑 売り子のお姉さんに、「これは高いやつよ!見る目あるねー」と言われました。商売上手。
共生鉱物
こちらは共生鉱物と呼ばれる鉱物のコレクション。
異なる鉱物が共生して出来上がった結晶で、互いに寄り添い成り立っているそう。確かに、よく見ると複数の鉱物が混ざり合っていて、とても美しく神秘的ですね。
スコレサイト
エノキのようなこちらの石は、スコレサイトと呼ばれる鉱物。
こちらはパワーストーンとしても有名だそうで。スコレサイトという名前は、ギリシャ語でワームを意味するskolexからきているそうです。
原石はこのように面白い形なのですが、火で炙ると融解して丸くなるそう。融解して丸くなるとき、ワーム(尺取虫のような細長い虫)のように丸くなることから、この名前がついたそうです。
強い浄化の力を持つ石で、持ち主の内部に溜まったマイナスエネルギーや、周囲にはびこるネガティブエネルギーなど、不要なものを吸着し、スッキリと取り除いてくれるらしいです。スピリチュアル。
ローザサイトとサルファー
写真の中央のエメラルドグリーンがローザサイトで、下の黄色がサルファー。
ローザサイトの和名は亜鉛孔雀石。銅と亜鉛を主成分とした鉱物です。宇宙の真理を追究し、直観力や霊力を高める働きがあるとか。石が持つパワーとか調べてくとこれもまたおもしろいですね。
パワーストーンにハマる人の気持ちがわかりました。サルファーは硫黄を意味します。檸檬のような淡い黄色ですが、硫黄化合物を含むガスが空気中で冷えて固まることでできる石だそうで、燃えると臭気を発するそう。
こちらはメキシコ産ですが、日本産の硫黄は火薬の材料となっていたことから、朝鮮戦争の時は価格が高騰し「黄色いダイヤ」と呼ばれていたそうです。
カンテラオパール
この石Hamajiすごく欲しかったんですが、お高くて買えなかったやつ。カンテラオパールとは別名メキシコオパール。このようにピンクっぽい石なのですが、よーくみると中に虹色にきらめく美しいオパールが!
カンテラオパールの魅力は、母岩部分が卵の殻のようになっていて、オパールが卵の中身のように覗いているところ。なんとも神秘的でワクワクする石です。
ファントムクオーツ(ヘマタイトインクオーツ)
名前が面白いファントムクオーツ。
水晶の中に、ヘマタイト(赤鉄鉱)によるファントムが。 ファントムクオーツやゴーストクオーツ、幻影水晶などと呼ばれたりもするそうです。 周りの黒いキラキラ光っている結晶はマグネタイト(磁鉄鉱)です。
ジャスパー
とてもおしゃれ感かもしだしてるこちらの石は、ジャスパーと呼ばれる石に分類されるかと思います。ジャスパーにはいろんな種類があって、赤系や、緑系、黄色系などなど豊富。
写真左側の黄土色と黒が混じったものは中国産で、右側のグレイと茶色が混じったものがメキシコ産です。
もうこれだけでブローチになりそう。自然が生み出すおしゃれカラー。
ガーデンクオーツ
お次はHamajiも大好きなガーデンクオーツ。ガーデンクオーツの名前は水晶の内部に他の鉱物が入り込みまるで景色や、庭園のように見えることに由来しています。
これがおもしろくて、ほんと一つ一つ中身が違っていてずっと見ていられます。
大きいものだと結構高かったので、Hamajiは穴が空いているビーズ状の小さなガーデンクオーツを購入しました。アクセサリーのパーツにしたいと思います。
ユーパライト
おおーーーっとなったのがこちらのユーパライトという石。
こちらの石は2017年に見つかったばかりの新種の石。アメリカとカナダの国境に位置する五大湖のひとつ、スペリオル湖の岸辺で紫色に輝く鉱石が発見されました。
発見者は見つかった場所から「ユーパーライト(Yooperlites)」と名前をつけたそう。一見普通の石にも見えるのですが、ライトを照らすと、、、
このように紫色に光るのです!!発見者、キターーー!!と思ったでしょうね。新種の石発見とか面白そうです。アメリカではこの石を採りに行くツアーもあるそう。
プレーナイト
ぶどうみたいなこちらの鉱物はプレーナイト。
カルシウムとアルミニウムからなる鉱物で、ブドウのような形の結晶を生成しているので、日本ではブドウ石と言われています。原石は濁った感じですが、磨くととても美しいマスカットグリーンになるのです。
フローライト
右上の淡い色の石達はフローライトです。
フローライトは和名は蛍石。ぴったりな名前ですね。蛍石は加熱すると発光するという性質を持ち、石に含まれる成分によっては紫外線を当てた時に蛍光するものもあるそうです。
石が発光するという性質から蛍石と名付けられたのですね。Hamajiも買っちゃいました。砂糖菓子みたいでかわいい。
ラピスラズリ
定番ですが、Hamajiが大好きなラピスラズリ。こちらは磨かれたプレート状のものをアクセサリーのパーツ用に2つ購入しました。
ラピスラズリといえば、ジブリ作品の「耳をすませば」に出てくる石です。和名は瑠璃。神秘的で本当に美しい石でございます。
気になったものは上記の石達ですが、他にも数多くの石に出会えますし、値段も安いものが多いので石イベント初心者にもおすすめです。
Hamajiも最初はただ見るだけのつもりだったんですが、気がついたら色々買ってました。笑
石フリマ、是非行ってみてください。
【おまけ】石と音楽
こちらでご紹介したSupercarの鉱物ジャケットとかもおもしろいですよね。
アイスランドのフェスで見たAgentFrescoのボーカルのソロの曲も、Stone by Stoneでした。笑
この曲は美しいので是非聴いてみてください。
いかがでしたでしょうか?
今、確実に石がきてますね。Hamajiも何かしらの形で石へのリスペクト?を形にする作品を作ろうと思います。
では。