フィンランド ヘルシンキにある木の教会 カンピ礼拝堂で平和に包まれてきた
フィンランドに滞在した期間は約4日間だったのですが、そのうち2日間は夏至(フィンランドで大きな祭日)にあたり、お店や施設がほとんど開いていないというトラブルに見舞われました。
行くつもりだったスポットがほぼ全滅の中、教会なら祭日も開いてるかも?と希望を胸に向かった先は、木の教会と呼ばれるカンピ礼拝堂です。
カンピ礼拝堂はヘルシンキの中心部にあるので、ヘルシンキ中央駅からも歩いて行けます。木の教会というくらいなので、自然の中にある教会かと思っておりましたが、目の前にはショッピングセンターの広場が。このように、現代的な建物の中に突然木製の方舟のような建物があるのでかなり目立っておりました。
この日は雨も降っており6月なのに冬並に寒かったので、足早に教会へ。営業時間を確認すると、、
開いてました。神様ありがとう!と思いました。
中に入るととても暖かく、ロビーには教会のスタッフや、社会福祉部の職員の方がいらっしゃいました。話を聞くと、カンピ礼拝堂は1年中開館しており、どの国であっても助けを必要としている人のためにいつでも話を聞いてくれるそうです。
自前にアポを取る必要もなく、相談に来た人の名前を聞いてくることもないそう。もちろんただ観光するだけもOKです。誰でも安全と平和を楽しむことができるのがこの教会のコンセプトだそうです。
2012年に作られたカンピ礼拝堂はヘルシンキに本拠地を置いている設計事務所、K2S Architects 所属のミッコ・スンマネン(Mikko Summanen)、ニコ・サーロラ(Niko Sirola)、キンモ・リントゥラ(Kimmo Lintula)の設計。高さは11.5mのこじんまりとした教会です。
このように館内にあるサインの形も、教会の形になっています。
いよいよ礼拝堂に潜入です。
とびらをあけると、、一面に広がる優しい木目調の礼拝堂。
デンマークで見たグルントヴィークス教会と違いそのサイズ感も小さいのですがとてもあたたくてかわいらしい。
すみっこに石モチーフのクッションがありました。普通に欲しい。
フラッシュはNGですが写真はOKのようです。
暖かいキャンドルの灯りが木の暖かさとマッチしてます。
カンピ礼拝堂は3種の異なる木材で作られているそうです。外壁はトウヒ、内壁はハンノキ、建具と内扉はセイヨウトネリコという木。通常は結婚式などの個人的イベントのために予約はできませんが、礼拝堂で結婚式や洗礼式が企画されることもごくまれにあるそうです。コンサート等も企画されるみたいですがぜひ行って見たいですね。
では。