初心者でも稼げる?デザイナーに聞くクリエイティブな副業
以前、河北さんとこんな会話になりました。
河北 : 「デザインの副業って何かないの?」
(これは現役デザイナーができるデザインの副業という意味ではなく、一般の人ができるデザインの副業はないの?という意味。)
Hamaji : 「 んーーー、デザイナーですら探すの難しいんだから、無理じゃないかな。」
河北 : 「なにそれ、好きな音楽でちょっと稼ぎたい? 無理だよやめときな、音楽なめんなよって人みたいじゃん。」
Hamaji : 「。。たしかに。。なんか嫌なかんじやな、それ。」
河北さんは基本アホなのですが、たまに的を得た鋭いナイフで刺してきます。笑
ほとんどのデザイナーに同じ質問をしたとしても「ちょっとデザインできるからって、そんな簡単じゃない。」というような答えが返ってくるでしょう。みなさんプロで、それなりのプライドがあり仕事になっているわけですからね。
しかしこのブログにたどり着くということは、読んでいる人も真剣にはじめてみたいと思って検索してきたはず!と仮定したいと思います。
そもそも、このブログでHamajiが届けばいいなーと思っている層は、デザインをバリバリやって活躍しているような人たちではなくて、デザインをはじめてみたい人、デザイナーを目指している人、挫折したけどもう一度デザインに挑戦したい人、仕事じゃないけどデザインが好きな人、など。そういう人達に届けばいいなと思って書いてるわけです。無理だと決めつけるのは誰でもできますよね。方法を考えましょう。
ということで、何度も挫折を繰り返して来たわりになぜか未だ生き延びてるデザイン界の不死鳥・Mr.Hamajiの経験と知恵をかき集めて、誰でも始められるデザインを中心としたクリエイティブな副業を考えてみたので伝授したいと思います。果たして信頼性はあるのか?笑
デザイン初心者でもはじめられるクリエイティブな副業
今日からはじめる。そしてまずは60日間続ける
さて、これからご紹介する案件はまずは独学でIllustrator、photoshopの最低限の基本スキルを身につけた上で始められるものです。こちらから無料で7日間お試し版をダウンロードできるのでまだ触ったことがない方はここから始めてみましょう。
こちらの記事にも書きましたがちょっとでも稼ぎを見込めるもっとも簡単なスキルは、photoshopなら切り抜き、Illustratorなら地図・アイコン作りです。昔は自力で本とにらめっこしながら勉強しましたが、今はyoutubeなどでいくらでも無料で学べます。素晴らしい時代ですね。参考までに、分かりやすい動画を貼っておくので是非。
Photoshopの切り抜きは現在AI機能や自動選択ツールでラフに済ますという方法もありますが、一番基礎となるパスで丁寧に切り抜く方法は確実にできるようになっておいたほうがいいです。
パスを使いこなせれば、Illustratorでのアイコン作りにも役立つし、合成等のスキルもガンガン上がるので、めんどくさい作業ですがまずはパスを使いこなせるようになってください。後から楽になります。
やってみたいという強い意志があって検索したのであれば、是非今日から、今からはじめてみてください。そして、毎日30分でもいいのでPCに向き合ってスキルを身につける時間を確保して、まずは60日間続けてみましょう。
「明日から、時間ができたら」という考えだと、ほぼ確実にやらずに終わると思います。「習慣化する」ということは何かを身につける上でもっとも重要です。そして60日続いたものはやがてやらないと気持ち悪いというくらい日常の一部に溶け込みます。
Hamajiの場合も、新卒でデザイン会社に入社した時は切り抜きもほぼ素人同然でしたし、地図やアイコンも多大なる時間をかけて低クオリティのものしかあげられずいつも怒られてました。しかし毎日続けたことによって2、3ヶ月後には鬼のように早くなってました。まあこれは会社の業務だったのでやらざるをえなかったのですが。
最近だと英語とかですね。全く話せなかったけど継続して習慣化したことによって身についたもの。毎日何かしら英語に触れる時間をとっていたので、いつのまにかコミュニケーション取れるようになってました。
これは全てにつながることだと思います。勉強でも、ブログでも、筋トレでも、ドモホルンリンクルでも。習慣化すると必ず変化があります。60日間続けて、ただただ辛い、全然成長しない、楽しくないと感じたら、やめていいと思います。
さて、IllustratorとPhotoshopの基本スキルを身につけたら、やっと副業への第一歩です。Hamajiがもし、デザイン業界への就業歴もなく、IllustratorとPhotoshopの基本スキルのみでクリエイティブな副業を始めるとしたらなにをやるか?真剣に考えて色々調べてみたので是非ご参考に。
その1 : クラウドソーシングを利用する
まず、この課題を考えた時に一番最初に浮かんだのはクラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングを利用するでした。
クラウドソーシングとは、オンライン上で不特定多数の人に業務を発注しているサイトです。デザインの業務にはプロジェクト方式と、コンペ方式があります。
クライアントとランサーが同等の立場で仕事の契約を結ぶ形となります。1対1のマッチング方式なので、募集に基づいてランサーが見積もりやメッセージを送り、クライアントはそれを参考に適したランサーを決めて受注という流れです。
こちらで重要なのは、ランサーの経歴や受注歴やポートフォリオですね。よほどの信用がないと、プロジェクト方式で仕事をゲットしていくことは難しくなってきます。
クライアントが募集した案件に多くのランサーが作品を提出して、その中から1点を採用するという方式です。こちらはサイトに登録すれば誰でも応募できるので、本当に良いものを作れば採用されて報酬ゲットという可能性も充分あります。Hamajiも実際に毎日のようにロゴを作って応募していた時期がありました。
募集はロゴ案件が多いですが、もちろんそれだけではなく、切り抜きや、地図・アイコン作り、CDジャケットなどなど、何から始めてみればいいのかわからないのでとりあえずやってみるには最高の力試しの場です。うまくいけば報酬ゲットも見込めますし、そこから新規案件獲得につながるチャンスもあります。
クラウドソーシングのデメリットは採用されないといくら作っても報酬ゼロということ。これがねー、結構きついです。スキルアップや、周りのレベルを知るという点においてはたいへん有意義なのですが、何ヶ月も報酬ゼロというのが当たり前なのでよほどのモチベーションがないと続けるのもきつくなってきます。
そして、最近ではデザイン会社が社員総出でガチでコンペに参加してきたりしているので、採用される率が極めて低くなってきているのも事実です。現場でバリバリ活躍しているデザイナーが使っているようなサービスなので、敵はかなり多いといえます。
そしてサイトに持っていかれる手数料が高い!手数料が安いのは、最近だとBizseekとかですね。こちらはクラウドソーシングサイトの中では手数料最安です。
その2 : ココナラを利用する
同じクラウドソーシングに分類されますが、確実に報酬を得られるのが自分のスキルを売るサイト、ココナラでございます。ココナラは、一人ひとりの「得意(経験・知識・スキル)」を気軽に売り買いできるオンラインフリーマーケットです。
恋愛相談や本格占い、キャッチコピー、ロゴ、イラスト作成、語学レッスンなど幅広いジャンルのスキルを売買できます。
ランサーズやクラウドワークスは採用されないと報酬ゼロですが、ココナラは自分で価格を設定して売るという方式なので、買われたら確実に報酬が見込めます。
Hamajiは最初はランサーズやクラウドワークスを利用してましたが、作ったものが採用されず無駄になっていくのがむなしかったのでココナラに切り替えました。それではココナラで売れるコツを紹介します。
購入されたら必ず報酬が得られるとはいえ、こちらも現役のデザイナーが参加していたりと門が狭いことは事実です。
確実に報酬が欲しい場合は、【期間限定】など、お得感や今だけ感がある言葉をサービスのキャッチに入れて低価格から始めると購入される率はぐんと上がります。
ある程度の販売実績やお気に入り登録数が増えたら徐々に価格を上げても、信用があるので購入されやすくなります。
なんといってもデザインのサービスで見られるのは作品の質です。サムネイルに載せる作品に全力を注ぎましょう。
ロゴ制作のサービスならクオリティももちろんですが、可愛いものやかっこいいものなど、引き出しの幅が広いとさらに強みになると思います。
切り抜きや合成のサービスなら丁寧に切り抜いて合成したものを。地図やアイコンのサービスでも、適当に作ったものではなく、誰が見てもおお、いい感じと認知させることが重要です。
そしてキャッチコピーや出品者プロフィール、サービス内容など、文章でアピールできる部分も最大限に利用しましょう。デザインを始めて1ヶ月だとしても、それは隠したほうがいいか
もですね。笑 かといってデザイン歴10年とか大きな嘘をつくと後々実力がバレたら危険です。笑
ココナラは自分の得意を売る場なので、「ロゴだけ」「切り抜きだけ」などではなく、イラストが得意なら似顔絵サービスや結婚式のウエルカムボードなど、webバナーやyoutubeのサムネを作るサービスなど、自らのアイデア次第でいろんなサービスの出品ができます。
いろんなサービスを出品しておくと報酬はもちろん、ポートフォリオに載せる作品の幅や実績も増えるので、おすすめです。
信用を得るために大事なことは誠実さだと思います。たとえあなたがデザインをはじめて1ヶ月だとしても、サービスを購入されたらプロの仕事をしなければいけません。
お客さんとのやりとり、期限などをしっかり守って、全力で作品を作って、この人にお願いしてよかった!またお願いしたいと思われるような仕事をして、良い評価に繋げましょう。評価を積み上げることで、リピーターや購入者も増えていきます。
その3 : オリジナルグッズを作ってオンラインショップで販売する
さて、ここまでの副業はクライアントありきの仕事をご紹介しましたが、最後は自らが商品を作って販売するという方法です。
売れるかどうかは別として、一番楽しくやれるのはこちらかもしれませんね。と言っても自分に何が作れるの?と思うかもしれませんが、始めようと思えばこの時代はなんでも始められちゃいます。
デザインと直結するものだと、Tシャツ作りなどは楽しくできるのではないでしょうか。これは最近Hamajiも始めました。
Hamajiの場合は印刷も自分でやりたいと思ったので、Tシャツくんというシルクスクリーンができる機械を購入したり、SURUTOKOというシルクスクリーンが手軽にできるスタジオ(都内)を利用したりして完全オリジナルのものを作りはじめました。
Tシャツくんでの印刷
https://twitter.com/hamaji_mr/status/1170556142591729664
surutokoでの印刷
https://twitter.com/hamaji_mr/status/1157230255653842944
Tシャツくんはとても手軽でいいのですが、専用品(インク、シートなど)が高めなのとサイズはA4くらいのサイズまでしか印刷できないのが難点です。スタジオだと、道具は全て揃っていて、値段は張りますが大きな版も印刷可能です。お手伝いしてくれるスタッフもいるので失敗することはほぼないですね。Hamajiのように自分で印刷までやりたいというこだわりがある方は是非チェックしてみてください。
もしすでにあなたにファンがいるのなら、Hamajiがやってるような方法だと鬼のような時間と労力が必要です。手っ取り早く印刷を外部に出して大量生産しちゃいましょう。
大量に作ると高いのでは?などと思うかもしれませんが、Tシャツなどのグッズ印刷は近年とても安価にできますし、1枚から作れたりするので在庫を抱える心配もありません。
おすすめなのが、オリジナルプリントというサイト。こちらは、グッズが1個から作れて、グッズの品揃えが豊富、そして原価と送料が安いです。方法はとても簡単で、グッズにしたいデザインやイラストなどの画像を作ってサイトに画像を貼り付けるだけ!圧倒的に楽。そして、商品をお客さんに直接送ることもできます。
似たようなサイトだとCanvathというサイトがありますが、こちらはグッズの品揃えがオリジナルプリントに比べると少ないです。他にはSUZURIというサイトもあり、こちらだとグッズを作るだけでなくオンラインショップも併せて行えますが、原価が高いのがデメリット。原価、グッズの豊富さなど、総合するとオススメはダントツでオリジナルプリントです。
さて、グッズができたらあとはオンラインショップで販売するだけです。オンラインショップは今無料で作れちゃいます。
おすすめは3分でショップを開設できちゃうBASE。Tシャツなどのグッズはもちろん、手作りのアクセサリーや、自分で描いた絵や音源や動画、書類などのデータまで販売できます。
そしてサイトのデザインがおしゃれだし、サイトに訪問したお客さんの数(PV数)がチェックできるので分析もしっかりできます。もう一つおすすめはSTORES.jp。
instagramなどで手作りのものを販売しているアカウントさんのURLに飛ぶとほとんどがどちらかのサイトを利用してますね。両方とも無料で始められますし、テンプレートのデザインもオシャレなものばかりです。
BASEとSTORES.jpの手数料など、詳しい徹底比較はこちらで解説していたので是非参考にしてください。
オリジナルグッズを売るのにいちばん簡単なのはオンラインショップを開設することですが、Hamajiのように、デザインフェスタなどのイベントに参加して売るという方法もあります。Tシャツをイベントで売りたいなら、Tシャツラブサミットというイベントもあったり。
参加料はもちろんかかりますですが、ネットで探せばいろんなイベントがありますし、実際にお客さんの反応が見れたり声が聞けるという機会は貴重です。
その4 : 撮った写真やイラストをストックフォトで売る
この方法については河北さんが実際に登録しており詳しく解説しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
旅行の写真以外でも、自分で部屋にスタジオを作っちゃえば家で物撮りも可能なので、売れる写真素材を狙って撮って売るのもいいかもしれません。
最後に..
いかがでしたでしょうか?以上がデザイン初心者でも始められる副業です。
あとはなんでしょうねー。高校生の頃や学生時代は、知人に頼まれてイラストや挿絵を描いたりしておこづかいもらってました。
あと、無職になって本当にお金に困った時にやったのは、オークションでエッチなイラストを売る!笑
普通の絵が売れるのは難しいのですが、エッチな絵(アニメ風)だとなぜかめっちゃ売れます。←これ結構高値で売れたりしたのでイラストや模写が得意な人は挑戦するのありかもです。
そっちの道で花咲くかも。笑 、、こんなの紹介していいのかな。笑
脱線しましたが、上記でご紹介したものはもちろんすべて簡単にできることではないとは思いますが、がんばって継続すればお金を稼げる可能性のある方法です。
河北さんは、全くデザインをやったことがない状態からデザインの勉強をはじめて仕事に就いたという経歴があるのですが、彼も最初はPhotoshopやIllustratorの基本スキルの習得から始めて、毎日ロゴを作ってランサーズのコンペに出してました。始めの2ヶ月くらいで作ってたロゴがこちらです。
荒削りですが、このくらいまでは作れるようになるのです。2ヶ月でこのくらいなので、1年毎日続ければ確実にプロレベルになれます。
デザインの副業を始めたい方の参考になれば幸いです。応援してます!
では。