香取慎吾NIPPON初個展 BOUM ! BOUM ! BOUM ! で見えた彼の素顔

Mr.Hamaji
こんにちは!Doing ARTデザイナーのMr.Hamajiです

今年は行きたい展示がかなり多いのですが、その中の一つが香取慎吾氏の初個展「BOUM! BOUM! BOUM」でした。

「香取慎吾」って名前は日本じゃほんとビッグネームですよね。若い人からお年寄りまで。好き嫌いは別にしても、日本で平成を生きた人であればSMAPを知らないと言う人はいないのではないでしょうか。

 

SMAPと新しい地図

広告業界ではSMAP関連の仕事はかなりのドリームジョブでした。大貫卓也、佐藤可士和、佐野研二郎などなど。時代のトップを走っていたアートディレクターが手がけていたのがSMAPの広告。今も彼らが出ている広告はデザイン史に残るほど有名なものばかりです。

Hamajiも短大に入った頃はそれはもうこの大仕事に憧れておりまして。笑 いつかSMAPの仕事に携わるというのが目標の一つでもありました。この辺はSMAPのアートワークの記事を同時進行で書いているのでそちらでゆっくり紹介したいと思います。

2016年の解散のニュースが出た時はかなりショックでしたね。本当に解散するなんて思いもしませんでした。真相なんて当人達しかわからないと思いますが、いつも笑顔のSMAPのメンバーがやつれていく感じとか、目に光がなくなっていく様子は見ていて辛いものがありました。ほんと色々あったのでしょう。

結果的に、SMAPは中居氏と木村氏はジャニーズ事務所に残留し、香取氏、草彅氏、稲垣氏の3人は「新しい地図」という活動名義で再出発という形になりました。事務所などの問題が根深いのだと思いますが、ジャニーズ側と、新しい地図側で、お互いの話題がタブーになってる感じがなんとも切なくはありますが、テレビで彼らの姿を見続けられるのはやはり嬉しいです。

 

アーティスト 香取慎吾

アーティスト香取慎吾

そんなSMAPの中でずっとすごいなーと思ってのが香取慎吾氏。彼は昔からバラエティとかでも絵を描いてたりしたので、その独特の世界観にすごく興味がありました。

彼はSMAPに入った時点でわずか11歳。それからずっと第一線で国民的アイドルとして活動。現在42歳ですよ。青春もほとんどないままにずーっとメディアに追われる生活。なのにあんなにいつも笑顔でまっすぐ明るい姿を見せ続けていて。変なゴシップとかも全くなく。

その生活って決して楽しいだけではないと思うんですよ。想像を絶するものだろうと思います。心の中に抱えてる闇とか、葛藤とか、普段はそんなそぶりも見せない彼ですが、絶対あるだろうなと思ってました。

そんな香取氏、近年はアーティストとしても活動の幅を広げています。

絵は子どもの頃からずっと好きで、2001年10月8日に『徹子の部屋』にゲスト出演した際に、画商だった父の影響で自分も絵が好きになりいつのまにか描くようになったと明かしている。好きな画家は岡本太郎とジャン=ミシェル・バスキア。

独立後はアーティストとしての活動も幅広く行い、2018年3月、「香港アートマンス」のプロジェクトに参加し、香港島にある世界一長いエスカレーター中環至半山自動扶梯の壁画を制作。8月、SMAP時代からタッグを組んできたスタイリストの祐真朋樹とともにさまざまなブランドとコラボを繰り広げるポップアップショップ『JANTJE_OTEMBAAR』(ヤンチェ・オンテンバール)を開店させた。

2018年9月19日から10月3日まで、パリのルーブル美術館・シャルル5世ホールにて日仏友好160周年を記念した「ジャポニスム2018」の公式企画の一環として、「NAKAMA des ARTS」と題した個展を開催し、100点近くにも上る作品を展示し、好評を博した

Wikipediaより

 

ルーブル美術館で個展って、かなりすごいですよね。そして、岡本太郎好き!Hamajiも大好きです。

そういえば彼は、結構昔の番組で、岡本太郎のパートナーだった岡本敏子さんと共演してたのを思い出しました。2000年にリアルタイムで観たこの番組はいまだに強烈に記憶に残ってます。なんて素敵な女性なんだろうと思いました。ずっと理想の女性像です。是非女性に見てほしい。(8:42のところから岡本敏子さんです)

 

香取慎吾NIPPON初個展 BOUM ! BOUM ! BOUM !

個展が開催されているのは、豊洲にある日本で唯一の客席回転劇場「IHIステージアラウンド東京」です。

アクセスはゆりかもめの市場前駅北口より徒歩1分ほど。北口を出るとすぐにTBSのマークがみえるのですぐにわかると思います。入り口には佐野研二郎さんデザインのTBS
のキャラクターBooBo。やっぱりかわいい。

豊洲TBSのブーブ

 

こんな感じで華やかな入り口でした。

豊洲IHIステージアラウンド東京

チケット時間制になっており、先に予約が必要です。

要注意ポイントが一つあります。この会場は客席回転劇場で、客席が回転したりする面白い会場なんですね。で、この個展の冒頭は映像の演出の時間が10分ほどあります。

なのに、妹と呑気にご飯食べてから向かったもんでちょっと遅刻したんですよ。3分くらい。そしたら、会場には入れてもらえず(おそらく客席が回転するため)会場の外に設けられた小さなモニターでパイプ椅子に座って見るっていう悲しい結末になってしまいました、、。もう完全にアホです。

この冒頭の映像がメインイベントだったりもすると思うので、行く方は絶対遅刻しないで時間に余裕をもって行きましょう。(ほんと当然なんですけどね。)

冒頭の映像が終わって、会場に入るとステージの上に香取氏のアート作品がずらりと並んでいました。

香取慎吾のBoumBoumBoumステージ

設定された時間は2時間。時間制なので、混雑もなく映像や絵画、オブジェ、ファッションなど、たっぷり堪能できます。この展示観て思ったけど、何度も言ってますがやはり作品を生み出してる人物を知っていると倍楽しめますね。

「香取慎吾」はいわば幼い頃から毎日のようにテレビや雑誌で見てきた人なので、作品からキャプションのコメントまで、全部見ていて面白かったです。

ああ、こんなこと考えてたんだなーとか。やはりダークなイメージのものだったり、抽象的なものも多く、発散するために描いていた時期も多かったのかなとも思いました。文章を書くことや、絵を描くことって、辛い時に気持ちを落ち着かせてくれる効果があるというのはHamajiも思います。

香取慎吾のBoumBoumBoum死神

香取慎吾のBoumBoumBoum抽象画

 

こちらは、会期中に実際に香取氏が来て絵を付け足していくというアート。残念ながらこの日は来てなかったようでしたが。見たいですねー描いてるとこ。

香取慎吾のBoumBoumBoumアートとオブジェ

 

特に好きだったのは、こちら。タイトルは「S」自分の名前がSでよかった。好きなんです「S」。って書いてて。なんかグッと来てしまった。

香取慎吾のBoumBoumBoum作品S

 

もう一つはこちら。タイトルは「NO」イエスマンにはなりたくないと思ってました。近頃、ようやく、ノーと言えるようになって来ました。だって。すごいわかるわ。笑

 

その他にも、一昨年話題になったカルティエの「TANK」誕生100年を記念して制作された「時間が足りない

香取慎吾のBoumBoumBoum作品カルティエタンク

 

昨年の六本木アートナイトで公開されたBMW X2のラッピングカーのデザイン

香取慎吾のBoumBoumBoum作品BMWラッピングカー

 

レゴで作られたアートや、彼が手がけるファッション、ファンのみんなが塗り絵をして完成させたアートなどなど。カラフルで、パワフルで。岡本太郎が残した「爆発」という言葉がよく似合う作品でした。なんかすごい元気をもらった。やっぱすごいや、スーパーアイドルは。

香取慎吾のBoumBoumBoum作品ファッション

香取慎吾のBoumBoumBoum作品nakama

 

写真撮影もほとんどOKですが、最後のゾーンはNGとなっておりました。
最後は、香取氏の手形と約束写真撮ってもらえます。Hamajiもばっちり約束して来たよ。

香取慎吾のBoumBoumBoum香取慎吾と約束

いつか個展をしてみたいと思っていた
初個展がパリだとは想像を遥かに超えていた
早く日本での初個展をしたいと思っていた
まさか国内初個展が 360 度回転劇場で開催される事になるとは
僕は僕の想像を遥かに超えていく
香取慎吾 NIPPON 初個展
今からドキドキが止まらない! BOUM ! BOUM ! BOUM !

香取慎吾コメントより

 

是非行って、彼の世界を堪能してみてください。では。

 

人気記事