ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻の肖像』1434年、ロンドン・ナショナル・ギャラリー 結婚式の絵、と思って見ていませんか。 帽子
Tag Archives: アート
『ポッピンを吹く娘』の口元を見る——喜多川歌麿が江戸の女の顔を「主役」にするまで
喜多川歌麿『婦女人相十品 ポッピンを吹く娘』寛政年間、メトロポリタン美術館 手鎖50日。 1804年、江戸の町奉行所が一人の絵師に下した刑
アルチンボルドはなぜ皇帝の顔を野菜で描いたのか?宮廷で笑いものにならなかった理由
ジュゼッペ・アルチンボルド『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世』1590年ごろ、スコークロステル城(スウェーデン) 野菜で顔を作った
ドガは踊り子に興味がなかった——「踊り子の画家」が本当に描いていたもの
エドガー・ドガ『ダンス教室』1874年、メトロポリタン美術館 ドガといえば、踊り子。ここまでは誰でも知っています。 美術館のポストカード売
マネ『オランピア』はなぜパリを怒らせたのか?裸婦を天井近くに掛け直した1865年のサロン
エドゥアール・マネ『オランピア』1863年、パリ、オルセー美術館蔵 裸の女性の絵は、19世紀のパリでは珍しくありませんでした。 毎年開かれ
長谷川等伯『松林図屏風』——墨一色の霧に、何が描かれていないのか
長谷川等伯『松林図屏風』(右隻)安土桃山時代、東京国立博物館蔵、国宝 東京国立博物館の、少し暗い部屋。 大きな屏風が一双、向かい合わずに並
冬の浴槽に浮かんだモデル——ミレイ『オフィーリア』と、ラファエル前派の若者たち
ジョン・エヴァレット・ミレイ『オフィーリア』1851〜52年、ロンドン、テート・ブリテン蔵 ロンドンの画家のアトリエに、水を張った浴槽があ
歌川国芳は江戸でいちばんふざけた絵師である——猫、巨大骸骨、幕府への当てこすり
歌川国芳『相馬の古内裏』1840年代、大判三枚続。巨大な骸骨が御簾を破って現れる 浮世絵と聞いて、何を思い浮かべますか。 富士山、波、きれ
4年間、天井を見上げて300人を描いた——「私は画家ではない」と言ったミケランジェロとシスティーナ礼拝堂
ミケランジェロ『アダムの創造』1508〜12年、バチカン、システィーナ礼拝堂天井画(部分) 4年。 ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天
美術学校も賞も無縁——竹久夢二はそれでも大正ロマンを作った
竹久夢二が描いた女性像(1921年)。梅の枝の下でうつむく姿は、典型的な「夢二式美人」です 「大正ロマン」という言葉は知っている。でも、ど
「線を散歩させる」——音楽家になるはずだったパウル・クレーの色彩
パウル・クレー『セネシオ』1922年、バーゼル市立美術館蔵 パウル・クレーは「色彩の画家」と呼ばれます。 ところが、その色を自分のものにし
ボス『快楽の園』の地獄はなぜ楽器だらけなのか?500年前の謎解き
ヒエロニムス・ボス『快楽の園』1490〜1500年頃、プラド美術館(マドリード)。左からエデンの園、快楽の園、地獄の三連祭壇画 ハープの弦
上村松園『序の舞』——凛とした美人画と、明治を生きたシングルマザー
上村松園『序の舞』1936年、東京藝術大学蔵。緋色の着物の女性が、金の扇を静かにかざす 美人画は、きれいな女性を眺めるための絵。そう思って
抽象絵画は「逆さまの一枚」から始まった——カンディンスキーと共感覚
ワシリー・カンディンスキー『コンポジションVII』1913年、トレチャコフ美術館(モスクワ) 夕暮れのミュンヘン。写生から帰った画家が、ア
死後300年でピカソを動かした「ギリシャ人」——エル・グレコの逆転劇
エル・グレコ『オルガス伯爵の埋葬』1586-88年、サント・トメ教会(トレド)。下半分は地上の葬儀、上半分は天上の世界 スペインの古都トレ















